ビットコインの今後に対して楽観的な見解
仮想通貨メディアCoinDeskを買収した「Bullish」のCEOであり、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の元プレジデントでもあるトム・ファーリー氏は、先週放送されたCNBCの番組に出演した際に「仮想通貨の強気相場・今後の仮想通貨市場で生き残る企業・現物ETFの承認時期や影響」などについて自身の考えを語りました。
CoinDesk買収に関する報告はこちら
強気相場は既に始まっている
ビットコインの価格は2023年1月1日頃から順調に上昇し続けており、主要な仮想通貨の価格も大幅に上昇しているため、仮想通貨業界では「仮想通貨市場では新たな強気相場が始まった」との意見が多数出ています。
トム・ファーリー氏も仮想通貨の強気相場は既に始まっていると考えているようで、今回のインタビューの中では『それがいつまで続くかはわからないが、強気相場は既に始まっていると思う』との見解が語られています。
次の波では「健全な信頼できる企業」が勝つ
また、同氏は今回のインタビューの中で『次の波ではコンプライアンスを遵守して健全な経営を行なっている信頼できる企業が勝者になるだろう』とも語っています。
トム・ファーリー氏が率いるBullishは今月20日に仮想通貨メディア「CoinDesk」を買収したことを発表していましたが、同氏は「CoinDeskは大規模なカンファレンスを開催していて、大規模なインデックス事業も展開している信頼できるメディアである」とも説明しています。
現物ETFで仮想通貨業界に資金が殺到する
仮想通貨業界で注目を集めている現物ETF(上場投資信託)については、一部で期待されているような「11月・12月中の早期承認」に関してはあまり楽観的には考えていないと説明されています。
ただし、現物ビットコインETFの承認については楽観的に捉えているとのことで、その理由としては「米国証券取引委員会(SEC)を含む全ての規制当局が”BTCは有価証券ではない”と考えていること」が挙げられています。
トム・ファーリー氏は「米SECが現物ビットコインETFを承認すれば、仮想通貨業界に大量の資金が流れ込むことになる」と予想しており、現物ビットコインETFの承認は業界にとって素晴らしいことだと述べています。
現物ビットコインETFが大規模な資金流入につながると予想する専門家は多く、先月はGalaxy Digitalも『米国で現物ビットコインETFが提供開始されることによって数兆円規模の資金が流れ込む可能性がある』との予想を示しています。
こちらの記事もあわせてどうぞ
(CNBC報道)