BTCを「資産を守る価値の保存手段」として評価
現物ビットコインETFの上場承認を得たことでも注目を集めている世界最大の資産運用会社BlackRock(ブラックロック)のラリー・フィンクCEOは2024年1月12日に、CNBCの番組「Squawk Box」に出演した際にビットコインやビットコインETFについて語りました。
ラリー・フィンク氏は元々ビットコインに対して懐疑的であったものの、現在はビットコインを「価値の保存手段として機能する資産クラス」として評価しているとのことで、『ビットコインはあなたを守ってくれる資産クラスだ』と語っています。
私は世界が恐怖を感じ、人々が地政学的なリスクに対して不安を感じている場合に価格が上がると信じています。これは何千年もの間、金が象徴してきたものと何ら変わりません。ビットコインはあなたを守る資産クラスなのです。
また、同氏はビットコインは”最大供給量が限られている”という点で金(ゴールド)とは異なるということも説明しており、『新しい金を製造する金とは異なり、ビットコインの供給量はほぼ上限に達している。私たちがやろうとしているのは、富を蓄えることができる手段を提供することだ』とも語っています。
現物ETFの資金流入額も判明
現物イーサリアムETFなどにも言及
ラリー・フィンク氏は今回のインタビューの中でETF商品を拡大する可能性についても言及しており、『私たちは各ETFはあらゆる資産クラスを変革するテクノロジーであると信じている。これは始まりに過ぎず、ETFを全体に組み込む必要があると考えている』とも語っています。
私たちは各ETFはあらゆる資産クラスを変革するテクノロジーであり、すべてがETFを通じて行われると信じています。そのため、これは始まりにすぎず、全体にわたってETFを組み込む必要があると考えています。
はっきり言っておきますが、私はETFが金融市場における技術革命の第一歩だと考えています。第二ステップはあらゆる金融資産のトークン化です。私はこれが私たちが進む道だと信じているので、ビットコインやETFに注目しています。これらは私たちが前進するのに役立つ技術的な変化なのです。
また、同氏は今回のインタビューの中で『私はイーサリアムETFに価値があると考えている』とも述べており、『これらはトークン化に向けた足がかりであり、私たちが目指すべき場所であると信じている』とも語っています。
なお、ブラックロックは昨年11月に「iShares Ethereum Trust」と呼ばれる現物イーサリアムETFの申請書類を米国証券取引委員会(SEC)に提出しています。
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(CNBC報道)