【続報あり】ブラックロック:現物イーサリアムETF「iShares Ethereum Trust」の申請書類をSECに提出
現物イーサリアムETF提供に向けて準備中?
約9兆ドルの資産を運用する世界最大の資産運用会社BlackRock(ブラックロック)が、現物イーサリアムETF(上場投資信託)の提供に向けた準備を進めている可能性があることが明らかになりました。
これは、2023年11月9日に米デラウェア州のウェブサイトに「iShares Ethereum Trust」の申請書が掲載されたためであり、仮想通貨業界で大きな話題となっています。
ブラックロックは、米国証券取引委員会(SEC)に現物ビットコインETFの申請を行う7日前に、米デラウェア州で「iShares Bitcoin Trust」の登録を行なっていたため、同様の流れで今度は現物イーサリアムETFの申請が行われる可能性があると注目されています。
The iShares Ethereum Trust has just been registered in Delaware.
— Summers (@SummersThings) November 9, 2023
For context, BlackRock's iShares Bitcoin Trust was registered in a similar manner 7 days before they filed the ETF application with the SEC. Details below.
[announcement: I’m moving to @SynopticCom soon] pic.twitter.com/IYafIaxMzA
「iShares Ethereum Trust」がデラウェア州で登録された。
ちなみに、ブラックロックの「iShares Bitcoin Trust」は、SECにETF申請を行う7日前に同様の方法で登録されている。
注目されているETFとは?
ETH価格は2,000ドル以上まで高騰
仮想通貨業界では「現物ビットコインETFの承認」に期待が高まっていますが、現物イーサリアムETFの申請が行われることになれば、ビットコインETFの承認後にイーサリアムETFも承認される可能性があるため、今回の登録には注目が集まっています。
なお、イーサリアム(ETH)の価格は今回の報告直後に急騰しており、2023年11月10日0時頃には、ETH価格が2,000ドル(約30万円)を突破しています。
2023年11月10日 ETH/USDの3時間足チャート(画像:TradingView)
続報:NASDAQが上場申請書類を提出
(追記:2023年11月10日)
ブラックロックの「iShares Ethereum Trust」がデラウェア州のウェブサイトに掲載された数時間後に、大手証券取引所「NASDAQ」がブラックロックの現物イーサリアムETFの上場申請書類(フォーム19b-4)を提出したことが明らかになりました。
提出された書類によると、ブラックロックの現物イーサリアムETFでは「Coinbase Custody Trust Company」がETHの保管を担当し、「CME CF Ether-Dollar Reference Rate」というCMEの指数を利用する予定だとされています。
続報:ETH現物ETFの申請書類をSECに提出
(追記:2023年11月17日)
BlackRock(ブラックロック)が2023年11月15日に、現物イーサリアムETFである「iShares Ethereum Trust」の申請書類(フォームS-1)を米国証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになりました。
米国における現物ETF申請は複数のプロセスに分かれており、米SECへの提出が求められる書類には、ETFを市場で取引できるようにするために提出される登録申請書である「フォーム19b-4」や、IPO(新規株式公開)などの証券オファーのために必要な登録届出書である「フォームS-1」などが存在します。
11月10日の報告では「iShares Ethereum Trust」の上場先となるNASDAQが「フォーム19b-4」を提出したことが報告されていましたが、今回はブラックロックが「フォームS-1」の書類を米SECに正式に提出したことが報告されています。
(画像:米SEC)
米国では現物ビットコインETFや現物イーサリアムETFはまだ1つも承認されていませんが、仮想通貨業界の専門家からは"近いうちに承認される"という予想も多く語られれているため、今後の動向にも注目です。