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メタマスク「セキュリティアラート機能」提供開始|アプリ&拡張機能で利用可能

詐欺被害防止に役立つ「セキュリティアラート機能」

複数の仮想通貨をまとめて管理できる人気の仮想通貨ウォレット「MetaMask(メタマスク)」は2024年2月20日に、メタマスクの拡張機能とモバイルアプリで「セキュリティアラート機能」を実装したことを発表しました。

セキュリティアラートは、Web3セキュリティ企業である「Blockaid」との提携を通じて提供される詐欺警告機能であり、詐欺やフィッシングなどの疑わしいトランザクション(取引)を事前に察知して、取引署名前に警告を発する仕組みとなっています。

この機能は2023年10月末に発表されていましたが、現在は全ての拡張機能版メタマスクに導入されており、モバイルアプリ版のメタマスクでも実験的機能としてセキュリティアラート機能が導入されています。

セキュリティアラート機能の利用方法

セキュリティアラート機能の利用は「メタマスクの設定画面」から行うことができます(※拡張機能版ではすでにデフォルトで有効化、モバイル版でも将来的にはデフォルトで有効化予定)。

メタマスクのモバイルアプリを利用している場合は「設定」から「試験運用」ページに移動して「Blockaid」のスイッチをオンにすればセキュリティアラート機能を利用することが可能です。

?プライバシーを重視して10月にメタマスクで導入されたBlockaidのセキュリティアラート機能は、現在すべてユーザーの拡張機能にデフォルト搭載されており、モバイルアプリでも実験的機能として提供されています。

モバイル版で利用したい場合には機能をオンにしてください。

利用者の資産の安全性を保つための取り組みが強化されました??

セキュリティアラート機能の対応ネットワーク

セキュリティアラート機能は、記事執筆時点で特定のネットワークでのみ機能する仕組みとなっており、2024年2月20日時点で利用可能なネットワークとしては以下の7つが挙げられています。

なお公式発表では、これらのネットワーク全体でセキュリティ保護を享受するためには「拡張機能 v11.10」と「モバイルアプリ v7.16」にアップデートする必要があるとも説明されています。

仮想通貨の世界では「不正なトランザクションに署名させて、ウォレット内の資産を全て盗み取る」といった詐欺行為が増加してきているため、取引に署名を行う際にはセキュリティアラート機能などを活用しながら慎重に判断を下すことが重要です。

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