2014年に経営破綻した暗号資産取引所Mt.Gox(マウントゴックス)は2024年6月24日に、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の弁済を2024年7月から開始する方針を発表しました。
マウントゴックスはビットコインが誕生してから間もない2010年にビットコイン交換所のサービスを提供していた当時世界最大級の暗号資産取引所であり、その後は大規模なハッキングで巨額の暗号資産を失った後、2014年に経営破綻しています。
同社はその後、債権者への弁済に向けた準備を続けていましたが、今回は「ビットコインとビットコインキャッシュの弁済準備に目処がついたため、2024年7月から弁済を開始する」との発表が行われています。
今後は必要な情報の交換・確認が完了した暗号資産取引所から順に弁済が開始されるとのことで、「具体的な弁済の実施までしばらくお待ちください」とコメントされています。
なお、マウントゴックスから流出した仮想通貨は非常に多く、実際に弁済が開始されるとそれらの仮想通貨が市場で売却される可能性もあるため、仮想通貨業界では以前から”弁済実施後の大量売却”を懸念する声も出ています。
今回の発表後には、ビットコインやビットコインキャッシュなどの仮想通貨価格も急落したため、今後のさらなる下落などには警戒感が高まっています。
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