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ロバート・キヨサキ氏の「ビットコイン投資戦略」価格下落時に考えるべきこと

人気の著書『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズを執筆したことで知られるロバート・キヨサキ氏は2024年6月25日、ビットコイン(BTC)の価格が下落したことについてコメントし、自身の投資戦略について説明を行いました。

同氏は今回の下落を受けて「ほとんどの人はBTCを売るべきだろうが、私は買い増しの機会を待っている」と述べており、売却のことは考えずに安く購入する機会を探っていることを説明しています。

仮想通貨取引で重要になる「税金の問題」

一般的な人は仮想通貨のトレード(売買取引)で利益を狙う傾向がありますが、キヨサキ氏はトレードする場合には「税金」特に「短期のキャピタルゲイン税」が問題になると指摘しています。


(*1)キャピタルゲイン税:資産の売却によって得られた利益(キャピタルゲイン)に対して課される税金のこと。

これは日本でも同様に発生する問題となります。仮想通貨を売却せずに購入・保有し続けた場合は「含み益」の状態となってその年は税金を納めなくて済みますが、売却した場合はその時の利益が「所得」として課税対象となるため、年末に確定申告して税金を納める必要があります。

仮想通貨の確定申告は複雑で、場合によっては税理士を雇ったり損益計算ツールを購入したりする必要もあり、税率も5%〜45%(住民税を加えると最大55%)と高いため、売却して利益確定した場合には確定申告・納税の負担がかかることになります。

キヨサキ氏は「買って永遠に保有し続ける戦略」

仮想通貨取引に税金の問題があると指摘するキヨサキ氏は、自分自身がウォーレン・バフェット氏と同じような「買って永遠に保有し続ける戦略」に似た方法を採用していることを説明しています。

キヨサキ氏は「連続起業家として新しい資産を作り出すことに時間を費やしている」と説明しているため、ビットコインを売却することは考えず、単純に安くビットコインを購入できるタイミングを探し続けているのだと考えられます。

この戦略を採用すれば、短期的な下落などで精神的ダメージを受けることが少なくなり、確定申告や納税の負担もなくすことができるため、長期的な目線で純粋に資産を蓄積していくことができると期待されます。

自分に合った正しい方法の選択を

キヨサキ氏は自身のビットコイン投資戦略が「買って永遠に保有し続ける方法」であることを説明していますが、それに合わせて「自分にとって最善の方法を取るべき」とも語っています。

具体的には「暴落が怖いなら売却して仕事に専念すべきだ」と指摘されていて、「これはほとんどの従業員がすべきことだ」とも説明されています。

仮想通貨は価格変動が特に激しいため、一般的には「無理のない程度の余剰資金で投資すること」が推奨されています。価格下落で仕事に支障が出るほど不安を感じている場合には、キヨサキ氏が語っているように投資額を見直して調整したりする必要があるかもしれません。

逆に多少の下落が気にならないくらいの金額で投資を継続できている場合は、キヨサキ氏のように「購入して保有し続けるガチホ戦略」を採用して、確定申告や納税の負担を減らすことを検討してみても良いかもしれません。

ビットコインが暴落しています。ほとんどの人は売るべきでしょう。私はもっと買うのを待っています。

すべての市場は上がったり下がったりします。多くの人は市場で「取引」して多くのお金を稼ぎます。これは安く買って高く売ることを意味します。

トレードする場合の問題点は税金、特に「短期」のキャピタルゲイン税にあります。私の戦略はウォーレン・バフェットの「買って永遠に保有する」に似ています。

資産を取引せずに何をしているのか?
私は新しい資産を作り出すことに時間を費やしています。だから私は「連続起業家」です。現在、2つの新しい「スタートアップ」に取り組んでいます。

暴落が怖いなら、売って仕事にしがみついてください。これはほとんどの「従業員」がすべきことです。

簡単に言うと、起業家と従業員は同じコインの裏表です。

気をつけてください。厳しい時期が訪れます。自分にとって最善のことをしてください。

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