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ビットコイン大量保有企業トップが語る「2045年のBTC価格予想」

「21年後に1,300万ドル」強気姿勢を維持

米上場企業マイクロストラテジーの会長であるマイケル・セイラー氏は2024年9月9日、CNBCの金融番組に出演し、21年後にはビットコイン(BTC)の価格が1BTCあたり1,300万ドル(約18億5,900万円)に到達する可能性があるとの考えを語りました。

マイクロストラテジーは記事執筆時点で226,500 BTCを保有している企業であり、BTC投資戦略を採用している代表的企業として知られています。ビットコインの総供給量は2,100万BTCであるため、同社のBTC保有量はBTC総供給量の1%を超えていることになります。

セイラー氏は今回の番組内で「長期的にはビットコインが1,300万ドルに達すると考えている」と語った他「現在ビットコインは世界の資本の0.1%を占めている」とも発言しています。

今朝、Joe Kernen氏、Becky Quick氏、Andrew Ross Sorkin氏たちと、ビットコインや強固かつ迅速なスマートマネーについてお話しする機会を楽しみました。

セイラー氏は今年7月に開催されたカンファレンス「ビットコイン2024」の中でも同様のBTC価格予想を語っていたため、現在もこの強気予想を維持していることがわかります。

同氏は当時「ビットコイン価格は、2045年までの基本シナリオでは1,300万ドル、強気シナリオでは4,900万ドルになる」と予想していたため、今回語られた価格予想は基本シナリオにあたると考えられます。

なお、セイラーは今回「現在のビットコインは世界の資本の0.1%を占めている」と語っていますが、ビットコイン価格が1,300万ドルまで上昇すれば、この割合が7%まで増加することになります。

米国大統領選についてのコメントも

セイラー氏は今回の対談の中で、仮想通貨業界からも注目を集めている「米大統領選挙」にも言及しています。

同氏はドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス氏の仮想通貨政策の位置付けについて「現時点ではトランプ氏率いる共和党がより進歩的なアプローチで仮想通貨に前向きな姿勢を示している一方で、民主党の立場は中間に位置している」と語っています。

トランプ氏はビットコインや仮想通貨を支持する方針を積極的に打ち出していますが、ハリス氏はこれまでのスピーチで仮想通貨について言及していないため、仮想通貨業界では「トランプ氏の勝利は仮想通貨にプラスに働き、ハリス氏の勝利はマイナスに働く」との見方が強まってきているようです。

最近では米大手資産運用企業バーンスタインからもビットコインと米大統領選に関するレポートが公開されていて、「トランプ氏が再選した場合はビットコイン価格が上昇する可能性があるが、ハリス氏が勝利した場合は底値を下回る下落が見られる可能性がある」との見解が示されています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=143円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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