下降チャネル突破で回復の兆し
X(旧Twitter)で50万人以上のフォロワーを有する著名アナリスト・トレーダーのRekt Capital(@rektcapital)氏は2024年10月21日に「数ヶ月間にわたって続いたビットコイン(BTC)の下落トレンドは終わった」との見解を語りました。
同氏はビットコインが週足チャートで今年3月頃から続いていた下落トレンドを突破したことを指摘しており、これによって3月から続いた下落トレンドは終了したとの考えを示しています。
ビットコイン価格は今月21日に69,500ドル(約1,059万円)付近まで回復した後に下落していますが、Rekt Capital氏は今後はこれまでのレジスタンスラインが新たなサポートラインに変わる可能性があると語っています。
BTCは、チャネルの上限(黒線)を超える赤い抵抗ゾーンの上で週足終値を記録しました。
重要ポイント:
- 数か月続いた下落トレンドは終了
- BTCは下降チャネルを突破
- この抵抗線が新たなサポートに変わる可能性がある
再テストが成功すれば、BTCは70,000ドルへ
ビットコイン価格は21日以降も下落し続けていますが、Rekt Capital氏は23日の投稿で「再テストは今のところ成功している」と語っています。
BTCでは記事執筆時点でも下落傾向が続いているため、今後も短期的な下落には警戒が必要だと考えられますが、Rekt Capital氏は「ここで再テストが成功すれば、70,000ドル(約1,066万円)への反転が期待できる」と述べています。
再テストは今のところ成功しています。
他のアナリストも65,000ドル付近を重視
Rekt Capital氏は、65,000ドル(約990万円)付近がビットコインのサポートラインとなる可能性を示唆していますが、この価格帯を重要視する意見は他のアナリストからも出ています。
Xで73万人以上のフォロワーを有する著名アナリストのミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏もその1人で、22日の投稿で「BTCは64,000ドル〜65,000ドル(約976万円〜990万円)付近まで下落する可能性があり、そこまで下落した場合は絶好の買い場になる」との見解が語られています。
ビットコインは私が望んでいたほど高騰しませんでしたが、確かに今は価格が安定しています。
64,000~65,000ドルまで行く可能性はあると思います。もしその水準に達すれば、絶好の買い増しの機会です。
選挙や次のFRB会合前後に新たな高値を目指す前の最後の調整局面だと考えています。
ビットコイン価格については、2024年11月5日に行われる米大統領選挙の結果が大きく影響する可能性があるとも考えられていますが、最近では「大口投資家のBTC保有者が急増していること」や「取引所のBTC残高が減少していること」なども報告されているため、今後の本格的な価格上昇には期待が高まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.38円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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