BTC価格が70,000ドル台まで回復
ビットコイン(BTC)の価格は2024年10月29日に、仮想通貨業界で注目されていた70,000ドル(約1,071万円)の大台を突破しました。
BTC価格が最後に70,000ドルを記録したのは2024年6月10日であるため、約4ヶ月半ぶりの大台突破となります。
70,000ドル突破後は短期的な下落が見られたものの、その後は再び回復し、記事執筆時点で70,976ドル(約1,085万円)まで上昇しています。
ビットコイン価格上昇の理由は?
ビットコイン価格が上昇している理由については、以下のような複数の要因が関係していると考えられています。
- ビットコイン現物ETFへの資金流入増加
- BTC/USD日足チャートでのゴールデンクロス形成
- イランがイスラエルに報復しなかったことによる影響
- 米大統領選挙におけるトランプ氏当選への期待感
- 下落トレンド突破による期待感からの資金流入
ゴールデンクロスの形成について
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けることを指すもので、Xで86万人以上のフォロワーを有するCrypto Rover氏(@rovercrc)は28日の投稿で「50日移動平均線(MA50)が200日移動平均線(MA200)を上回った」と報告しています。
ゴールデンクロスは強気相場突入のサインとして注目される代表的なシグナルの1つであるため、今後はビットコインを購入する動きがさらに増加する可能性があると予想されています。
ビットコイン・ゴールデンクロス・アラート!
下落トレンドを本格的に突破
ビットコイン価格については、Xで50万人以上のフォロワーを有する著名アナリスト・トレーダーのRekt Capital(@rektcapital)氏も21日の投稿で「数ヶ月間にわたって続いたビットコインの下落トレンドは終わった」との見解を語っていました。
同氏はこの時に「これまでのレジスタンスラインが新たなサポートラインに変わる可能性がある」と語っていましたが、その後はこれが現実化し、本格的な強気相場到来の兆しが見られています。
Rekt Capital氏は29日の投稿で「ブレイクアウトが確定するための唯一の条件はビットコイン価格が今週末まで69,000ドル(約1,055万円)を上回ったままでいることだ」とも語っています。
ビットコインがすでにブルフラッグからブレイクアウトしています。
このブレイクアウトが完全に確定するための唯一の条件は、価格が今週末まで69,000ドルを上回ったままでいることです。
過去のデータでは「ビットコインが半減期を迎えた年は、10月〜12月の3か月間にわたって連続でBTC価格が上昇する傾向がある」ということも示されているため、2024年末までは価格上昇が続くと予想する意見もあります。
ビットコイン価格については「2024年11月5日に行われる米大統領選挙の結果が大きな影響を与える可能性がある」とも言われているため、今後も引き続き警戒が必要であると考えられますが、著名アナリストや専門家からはさらなる価格上昇を予想する意見が数多く語られているため、今後の動きには注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.03円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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