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ビットコインはどこまで下がる?買いシグナル・強気サインの報告も=アナリスト予想

85,610ドルまで急落の可能性?

ビットコイン(BTC)の価格は2024年11月23日に99,600ドル(約1,516万円)付近まで上昇した後に下落傾向が続いており、本日27日には一時的に91,600ドル(約1,395万円)付近まで下落しました。

BTC価格が数週間ぶりに急落したことによって、現在は「ビットコイン価格はどこまで下がるか」に注目が集まっていますが、Xで9万人以上のフォロワーを有する著名アナリストのアリ・マルティネス氏(@ali_charts)は2024年11月26日の投稿で「ビットコインは現在の価格帯を維持できなかった場合、85,610ドルまで下落する可能性がある」と語っています。

マルティネス氏は24日の投稿で「ビットコインの12時間足チャートでは売りシグナルが出ているため、91,583ドル(約1,395万円)または85,610ドル(約1,304万円)まで下落する可能性がある」との予想を語っていました。

今回の投稿はこれに続くもので、ビットコインが維持すべき重要なサポートラインとして以下のような複数の価格帯が挙げられています。

91,583ドル ✅ 🎯

この価格帯を維持できなった場合、ビットコイン価格は85,610ドルまで下落する可能性があります。

1時間足では買いシグナル、回復の可能性も?

アリ・マルティネス氏は上記ポストでビットコインがさらに下落する可能性を指摘していますが、その後投稿では「ビットコインの1時間足チャートでは買いシグナルが示されており、相対力指数(RSI)でも強気のサインが出ている」とも報告しています。

これはトレンドの転換点を判断するのに利用される「TDシーケンシャル」を用いた分析で、相対力指数(RSI)に関しては「価格が下がり続けている一方でRSIが上昇し始めていること=売られ過ぎで反発の可能性が高まっている」が指摘されています。

このように指摘するマルティネス氏は、これらの理由から「ビットコイン価格は95,000ドル〜96,000ドル(約1,448万円〜1,463万円)まで回復する可能性がある」と語っています。

TDシーケンシャルがビットコイン(BTC)の1時間足チャートで買いシグナルを示しています。また、RSIで強気のダイバージェンスが現れています。これがBTC価格を95,000~96,000ドルまで回復させる助けになる可能性があります!

ビットコインの天井はまだまだ程遠い?

現在のビットコインでは「Coinbase Primeへのビットコイン流入が大幅に増加していること」など過去の急落時と同じようなパターンが見られているため、一部ではビットコインの暴落を懸念する意見も見られ始めていますが、アリ・マルティネス氏は27日の投稿で「ビットコインの天井はまだまだ程遠い」とも語っています。

同氏が投稿している「BTC:MVRV Z-Score」という指標は『ビットコインの市場価格が過大評価されているか、過小評価されているか』を測定するための指標であり、これまでの強気相場と比べると現在のビットコインがまだまだ過小評価されていることが示されています。

ビットコイン(BTC)は、まだまだ市場の天井にはほど遠い状態です!

ビットコインは現在、過去最高値に近い価格帯にあるため、これからBTCを購入する場合は「今後の大幅下落で損失を抱えるリスクがあること」をしっかりと理解しておくことが重要となりますが、仮想通貨業界ではBTCのさらなる上昇を予想する意見も多数出ています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.31円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用