仮想通貨(Cryptocurrency)に長い間携わってきた経験や、セキュリティ専門家としての知見などから暗号化技術に関しても詳しい知識を有しているJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏は、海外メディア「AMBCrypto」とのインタビューの中でビットコイン(BTC)の性質や現在のマイニング(採掘)の状況などについて詳しく解説し、『Bitcoinが一番送金に適している』と結論付けています。
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マイニング・ビットコイン価格について
ジョン・マカフィー氏は、ビットコイン価格などに関する彼の意見を求めていた「AMBCrypto」に対して『短期的に何が起こるかについては全く考えていない』とあらかじめ説明した上で、彼自身が「MGT Capital Investments」というマイニング企業で働いていた時代のことについて語りました。
マイナーは利益を出せるのか?
マイナー(採掘者)の利益率に関しては、マイニングを行う地域や環境などによって電気代などにも大きな違いが生まれるため、以前から”稼げる”or”稼げない”の議論が行われています。
一方、マイニング事業に携わったことによってマイニング(採掘)に関する洞察を得たというマカフィー氏は、『ビットコインの価格がいくらであろうとBTCマイニングで損失を出すことはない』と語っています。
MGTで働いていた時、私は世界最大のマイナーの一人で、マイニングで稼いでいました。
ビットコインの価格がいくらであろうと、マイニングを行なってお金を失うことはありません。
例えば、ビットコインの価格が2,000ドル(約22万円)に下がった場合、多くの人々はマイニングから撤退するため採掘の難易度は下がり、1日に何百万ドル分ものコインを生み出すことができます。
BTC価格上昇の仕組み
ビットコインのマイニング報酬は、一定期間毎に半減するようにあらかじめ設定されています。時が経つにつれてマイニングの難易度は徐々に上がり、マイニングによって得られる報酬も少なくなっていきます。
具体的には、
・25BTC
・12.5BTC
・6.25 BTC
というように半減していく仕組みとなっており、最終的なビットコインの供給量の上限は「2,100万BTC」に設定されています。
このように数学的に将来の発行枚数や上限が決められていることによって、需要が増えるほど必然的にビットコインの価格は上昇するようになっています。
ビットコインはトランザクション処理No.1
数学的に支えられているビットコインの価格が確実に上昇すると確信しているマカフィー氏は『2020年には100万ドル(約1億円)に達する』という以前からの強気な価格設定を改めて強調し、ビットコインが取引を処理するのに最も適した通貨だと語りました。
たとえ誰が何と言おうと数学は嘘をつきません。
もし2020年までに100万ドルになっていないのなら、そうしなければなりません。ビットコインはトランザクション処理を行うためのNo.1のコインです。
仮想通貨市場はまだ未熟です
現在の仮想通貨市場は一見すると無作為な動きをしているようにも見えるため、困惑している人々も多くみられます。
しかしマカフィー氏は、3日間でビットコイン価格を7,400ドル(約81万円)から6,400ドル(約70万円)まで引き下げたのは”市場操作”だと説明した上で『価格操作を行なっている人々は何十億ドル(何千億円)もの損失を抱えて終わることになるだろう』と述べています。
マカフィー氏はビットコイン市場の状態はまだ未熟であると説明しながらも、最終的には大きな成長を遂げることになると説明しています。
またこの発言に合わせて同氏は『仮想通貨が上がるにつれて、法定通貨にインフレが起こることを覚えておくように』と付け加えました。
短期的な投資では成功しません|ジョン・マカフィー
ジョン・マカフィー氏はインタビューの最後に読者に何か伝えたいことがあるか?という問いに対して次のように述べています。
ホールドしていくことが重要です。
短期的な手法の投資家に裕福な人はいません。
仮想通貨についての専門的知識を有しているマカフィー氏は、以前から『ビットコイン価格が1億円に達する』という予想を主張し続けています。短期的な投資に対して警告を発しているのはマカフィー氏だけではなく、その他大勢の投資家たちが口を揃えて語っていることでもあります。
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ビットコイン(BTC)の価格|2018年9月16日
ビットコイン(BTC)の価格はこの数日間で再び回復する傾向が見え始めています。
2018年9月16日時点での1BTCの価格は約73万円となっており、マカフィー氏の予想する1億円との差額は、約9,927万円となっています。
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