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ビットクラブ:仮想通貨市場の低迷から「GPUマイニング」一時停止|再開の目処は?


仮想通貨(Cryptocurrency)のマイニングプールを販売している「BitClub Network(ビットクラブ・ネットワーク)」は、2018年9月30日の時点から一時的にGPUマイニングマシンを停止していることを発表しました。この決定の理由については”現在の仮想通貨市場では損失を拡大させてしまうことになるため”だと説明されています。

こちらから読む:仮想通貨市場の停滞はいつまで続く?投資家たちの「価格予想」

GPUマイニング「一時停止」の理由

マイニングに個人でも参加することができるマイニングプールのサービスを提供している「BitClub Network(ビットクラブ・ネットワーク)」は、9月30日頃からイーサリアム(Ethereum/ETH)のGPUマイニングマシンの電源を落として一時的にマイニングを停止し、全てのマイニングの支払いを凍結していることを10月1日に発表しました。しかしながら、これは契約の打ち切りや解約などではないため、後日再び再開される予定だと説明されています。

「BitClub」は今回の一時停止の理由について、現在の市場環境でマイニングを続けた場合、損失を出してしまうことになり、短期的にみると現在マイニングを行なっているほぼ全ての仮想通貨がさらにマイナスになってしまうためだと説明しています。

しかしながら、マイニングを一時的に停止すれば今以上の損失を防ぐことができるため、今回の決定に至ったとされています。「BitClub」で使用されているマイニングマシンの寿命は全て約4〜5年となっているため、稼働させ続けてしまえば損失を増やしながら寿命を削ることになってしまうため、現時点では稼働を停止して、より利益率の高い時に再び稼働させる予定だとされています。

マイニングマシン再稼働の目処

「BitClub」は今回の停止が一時的なものであることを強調しており、『将来的には再びこれらの機材を使用する機会がたくさんあると考えている』と述べています。マイニングマシンは9月30日の時点で凍結されているため、参加者は今回の決定によって失うものは何もないとのことで、再びこれらのマシンを再稼働することができれば残りの日数の収益を得ることができるとされています。

具体的な例としては、マイニングの契約日数の残りが「620日」だった場合には、その日数を残したまま凍結されることになるため、再び収益を得ることができる機会が見つかった時には、残されていた「620日分」の収益を得ることができると説明されています。

また、今回の一時停止とともに「GPUプール」の販売も終了となっています。過去30日以内に契約を結んだユーザーで”配当が開始されていない場合に限り”「全額払い戻し」を受けることができるとされています。

イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格|2018年10月8日

イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格は、2018年に入って以降大きく価格を下げており、先月12日の時点では一時的に「1ETH=20,000円」近くまで下落しています。イーサリアムの価格がこれから回復するという予想を語る投資家も多いものの、ビットコインなどの仮想通貨に比べると価格の下落が続いているため、将来を不安視する声なども出始めています。

ETHの価格は、2018年10月8日の時点では「1ETH=約25,000円」となっています。

ETHの長期的なチャート(引用:coingecko.com)