カルダノ財団(Cardano Foundation)は「CARDANO」の生態系をさらに強化するために実績のある専門家3名を審議会に迎え、IOHKの顧問弁護士であるNathan Kaiser(ネイサン・カイザー)氏を新会長として選出したことを2018年12月14日に発表しました。
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カルダノ財団:新会長は「Nathan Kaiser氏」に
カルダノ財団審議会のメンバーとして新しく選出されたのは、
・IOHKの顧問弁護士:Nathan Kaiser(ネイサン・カイザー)氏
・EmurgoのCIO:Manmeet Singh(マンミート・シン)氏
・Du Lac Capitalのマネージングパートナー:Domino Burki(ドミノ・ブルキ)氏
の3名です。
以前から注目が集まっていた「CARDANO財団の新会長」にはネイサン・カイザー氏が就任したと発表されています。カイザー氏は前会長であるMichael Parsons(マイケル・パーソンズ)氏の辞任後、暫定議長を務めていたPascal Schmidt(パスカル・シュミット)氏の後任となります。また、パスカル・シュミット氏は引き続きCARDANO審議会のメンバーとして活動を続けていくと説明されています。
パスカル・シュミットは、今回の決定にあたり次のようにコメントしています。
短期間に3名の実績ある専門家を理事会に迎えることができたことを大変光栄に思います。これはカルダノ財団がこれから堅実な地盤に戻り、財団の目的の枠内で今後の課題に完全に専念していけることを意味します。
新会長に就任したネイサン・カイザー氏は次のように述べています。
カルダノ財団の非常に重要な局面において、素晴らしい仕事を行なったパスカル・シュミット氏に非常に感謝しています。パスカル氏の知識と新たに財団審議会に参加した3人のメンバーのスキルはお互いを補完し合うものです。
Nathan Kaiser(ネイサン・カイザー)
Nathan Kaiser(ネイサン・カイザー)氏は、Charles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏とJeremy Wood(ジェレミー・ウッド)氏によって設立された技術会社「IOHK」の顧問弁護士を務めています。
スイスの国民であるネイサン氏は、中国地域の弁護士として18年以上の経験を有しており、チューリッヒ、ベルリン、香港、台北の弁護士として認められています。
Manmeet Singh(マンミート・シン)
Manmeet Singh(マンミート・シン)氏は、2017年に日本で設立されたEmurgo(エマーゴ)でCIOを務めている人物です。
Emurgoは、カルダノのブロックチェーンエコシステムでビジネスを行う企業の開発などをサポートしており、最近ではカルダノエイダコイン(CARDANO/ADA)の軽量型ウォレット「YOROI(ヨロイ)」をリリースしたことなどでもさらに注目を集めています。
シン氏は2001年以来、銀行業務、投資顧問業務、教育、貿易、テクノロジーなどといった様々な業界に渡ってゼロからビジネスを構築してきた人物でもあります。
Domino Burki(ドミノ・ブルキ)
Domino Burki(ドミノ・ブルキ)氏は、銀行業界に15年以上勤務した経歴をもつ弁護士です。同氏はスイスを拠点とする資産運用管理会社である「Du Lac Capital Ltd.(デュラック・キャピタル株式会社)のマネージング・パートナーおよびオペレーションマネージャーでもあり、同社の顧客に包括的なオーダーメイド・サービスを提供しています。
韓国では「ADA決済」が本格化
CARDANOプロジェクトは現在も着実に進められており、韓国ではADAでの支払いを可能にする決済カード「ADA Crypto Card(エイダクリプトカード)」が話題となっています。この決済カードは現時点でも「3万店舗」を超える加盟店で使用できるようになっており、大手コンビニや飲食店など幅広いシーンで利用できます。
また最近では、IOHKがCARDANOブロックチェーンにスマートコントラクトを記述するためのツールである「Plutus(プルータス)」と「Marlowe(マーロウ)」のテストフォーマットを公開しているため、CADRANOの技術を用いた新しいプロジェクトの拡大にも期待が高まります。
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カルダノエイダコイン(ADA)の価格|2018年12月15日
カルダノエイダコイン(CARDANO/ADA)の価格は、今月8日以降横ばいの状態が続いており、2018年12月15日時点では「1ADA=3.22円」で取引されています。