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リップル(XRP)の実用化進む|サンタンデール銀行が「19カ国」への国際送金に活用

こちらの記事の内容には「一部誤報」が含まれていましたので、追記にて報告させていただいております。誠に申し訳ございませんでした。

Ripple(リップル)社の急速な発展と共に仮想通貨「XRP」を用いたサービスの利用範囲も拡大が続いています。イギリスの大手銀行である「Santander UK(サンタンデールUK)」は、最近のツイートの中でEU諸国18カ国とアメリカへの国際送金で「XRP」を使用していることを語っています。

こちらから読む:130種類の仮想通貨とXRPの交換が可能に「Ripple/XRP」関連ニュース

XRP用いた国際送金:4カ国から「19カ国」に

イギリスの大手銀行である「Santander UK」は、2019年3月23日にTwitter上で行われたやり取りの中で、同銀行が「すでにヨーロッパの18カ国とアメリカへの国際送金で仮想通貨XRPを使用している」ことを説明しました。


ー wes G
サンタンデールはどのようにXRPをどのような支払いに使用しているのですか?

ー Santander UK Help
こんにちは、wes
私たちは18のEU諸国と米国への国際送金にXRPを使用しています。これは私たちが提供しているiPhoneアプリ「One One FX」を通じて行われています。

サンタンデール銀行は、昨年10月に同銀行が提供しているスマートフォン向けアプリ「One One FX」の利用可能地域を4カ国からさらに拡大することを発表していました。今回投稿されたツイートは、このアプリを使用して送金できる地域が19カ国に増えていることを示しています。

これは、サンタンデール銀行における「XRPを用いた国際送金」がより実用的なものになっていることを示しています。同銀行は昨年10月の発表の中で、アプリの利用可能地域を「ヨーロッパ/南米/アジア」などの多くの国々に展開していくことを発表しています。その後も順調に対応地域が拡大していることを考えると、今後はEU諸国以外にも順調に拡大していくと予想されます。

リップル(XRP)は少しづつ「身近な存在」に

仮想通貨XRPは、今や銀行での国際送金だけでなく「日常的な支払い」や「チップの送金」などにも使用されています。また、XRPコミュニティの間では仮想通貨XRPを”世界中で利用される一般的な決済通貨”にするための提案なども行われており、この数ヶ月間だけでも様々なオンラインショップなどがXRPの受け入れを発表しています。

この他にも、XRPで収益化を測ることができる動画ストリーミングサービスなどの開発も進められているため、このようなサービスが正式にリリースされることによって、XRPはより身近な仮想通貨として幅広く利用されていくと考えられます。

サンタンデール銀行などの金融機関でのXRP活用と共に、その他の企業や個人で開発が進められているアプリやサービスにも注目です。

追記「XRPによる国際送金」は誤報

追記:2019年3月25日
サンタンデール銀行は、上記のツイートを投稿した後に「XRPによる国際送金」は間違いであり、正式には「xCurrentによる国際送金」だと再報告しています。


申し訳ありません。誤解によって誤った情報を入力しました。これによって引き起こされた混乱をお詫び申し上げます。

「One Pay FX」は「xCurrent」のみを使用しています。詳しい情報はこちらで確認することができます。bit.ly/2HEeEqw

xCurrentは、Ripple社の技術を使用した国際送金方法であるため、仮想通貨「XRP」を使用することはありません。

2019年3月24日|リップル(Ripple/XRP)の価格

リップル(Ripple/XRP)の価格は長期間に渡って35円前後での推移を続けていましたが、現在はやや下落気味の兆候が見られており、2019年3月24日時点では「1XRP=34.12円」で取引されています。

なお、過去3ヶ月の最安値は1月29日に記録した「31円」となっています。

2018年12月24日〜2019年3月24日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)