仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)は、同社が提供しているFX及び先物取引の証拠金取引に関するサービス内容の一部を、2019年4月22日から変更することを発表しました。これにより最大レバレッジ倍率が4倍へと変更される他、追証の発生基準や、追加証拠金預入までの日数も変更されることになるため注意が必要です。
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ビットフライヤー「証拠金取引のサービス内容」を一部変更
bitFlyer(ビットフライヤー)は、同社が加盟する「日本仮想通貨交換業協会」が制定した規則・ガイドラインに基づいて「bitFlyer Lightning FX」と「Lightning Futures」の証拠金取引に関するサービス内容を2019年4月22日から一部変更することを決定したと発表しました。
これらの変更は、2019年4月22日午前4:00〜午前6:00頃にかけて実施されるメンテナンス中に適用されます。なお、このメンテナンス中は「bitFlyer Lightning」を含む全てのサービスが利用できなくなります。
2019年4月22日から適用される変更は以下の3点です。
新規注文の最大レバレッジ倍率を「15倍から4倍」に変更
「Lightning FX」と「Lightning Futures」では、評価証拠金に対して最大15倍の取引を行うことができるようになっていましたが、今回の変更によって最大倍率は4倍への引き下げられることになります。
2019年4月22日のメンテナンス以降は、評価証拠金の4倍を超える新規注文は出すことができなくなるため注意が必要です。なお、最大倍率の変更による「追証・ロスカット」は発生しないとも説明されています。
しかし、2019年6月24日には「4倍を超えるレバレッジ倍率を設定しているユーザー」のレバレッジ設定を4倍に変更する予定であることも発表されており、2019年6月24日の変更適用時に4倍を超える建玉を保有しているユーザーには「追証・ロスカット」が発生するとも説明されているため注意が必要です。6月の変更に関する詳細情報は、決まり次第改めて発表するとのことです。
追証発生基準を「証拠金維持率80%から100%」に変更
「Lightning FX」と「Lightning Futures」では、証拠金維持率が80%を下回った場合に追証が発生するようになっていますが、2019年4月22日のメンテナンス以降は、証拠金維持率が「100%」を下回った場合に追証が発生するようになります。
変更が適用された時点で証拠金維持が100%を下回る利用者は追証が発生することになるため、該当する可能性のある方は事前に対応をとっておきましょう。
追加証拠金預入までの日数を「2銀行営業日」に変更
「Lightning FX」と「Lightning Futures」で追証が発生した場合には、追加の証拠金を3銀行営業日以内に預け入れる必要がありましたが、2019年4月22日のメンテナンス以降はこの日数が「2銀行営業日」へと変更されます。
通常よりも1日早く入金を行う必要があるため、特に2019年4月22日のメンテナンス時には注意が必要です。bitFlyerのサービスを利用していて「追証・ロスカット」の可能性があると考えられる方は、早めに対応をとっておくようにしましょう。
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