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ビットコイン(BTC)価格が22万円を下回らない「5つの理由」アナリストが解説


ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は58万円前後での推移を続けており、現在はやや下落する傾向も見られ始めています。一部ではBTC価格がさらなる底値を更新するとの意見も出ていますが、仮想通貨アナリストである「planB」氏は『たとえこれから大幅な下落が見られたとしても2,000ドル(約22万円)を下回ることはない』と語り、その理由を5つあげています。

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ビットコイン価格はいくらまで下がるのか?

ビットコイン(BTC)の価格が今月2日に上昇したことによって、仮想通貨市場には再び注目が集まりつつあります。しかし、ビットコインの価格は未だに60万円の壁を越えることができておらず、現在はやや下落する傾向が見られ始めています。

一部の専門家は「ビットコインの弱気相場はまだ終わっていない」とも語っており、今後のみられるであろう価格下落でビットコイン価格がいくらまで下がるかには注目が集まっています。

Twitter上に仮想通貨市場の分析結果を投稿している仮想通貨アナリストの「planB」氏は、たとえビットコイン価格が下落したとしても2,000ドル(約22万円)を下回ることはないと考えており、その理由を以下のように説明しています。

BTC価格が「22万円」を下回らない5つの理由


なぜビットコインが2,000ドル以下にならないか。
1)マイナーたちはすでに抵抗をやめている(難易度-25% 11月/12月)
2)半減期に近づきすぎている(残り14ヶ月)
3)BTCは幾何平均を下回ったことがない(2,750ドル)
4)BTCはストック・フローモデルの50%を下回ったことがない(5,500ドル)
5)RSIは(42)で底打ちし、現在は上昇している

最大の売り手「マイナー」はすでに限界

「planB」氏は、ビットコインのマイニングを行なっているマイナーたちはすでに抵抗をやめていると説明しており、マイニングの難易度が昨年の11月と12月のレベルよりも25%低いと説明しています。

マイナーの人々は、価格下落が続いている際にリスクヘッジとして「売りポジション」をとる場合があります。同氏はこのようなマイナーが”ビットコイン最大の売り手”だと語っており、そのようなマイナーはすでに限界に達していると説明しています。

複数の指標が示す「ビットコインの底値」

この他にも同氏は、システムトレードなどで使用される「幾何平均の値」や「ストック・フローモデルの50%となる値」をビットコインが下回ったことがないということをいくつかのグラフを用いて説明し、売りや買いのサインを判断する際などに用いられる指標である「RSI」がすでに底打ちを示していることなどを説明しています。

半減期まで「残り約14ヶ月」

また同氏はビットコインの半減期が迫っていることも理由の一つとしてあげており、ビットコイン価格上昇につながる重要な要素の一つである半減期が約14ヶ月後に迫っているため、今の時点からそれほど大幅な価格下落が見られることはないだろうとの予想を語っています。

ビットコイン価格上昇は5月から?

「半減期が近づくにつれてビットコイン価格が上昇する」と語っているアナリストは非常に多く、別の仮想通貨アナリストである「MoonOverlord」氏は過去のデータに基づいて「次の価格上昇は今年の5月頃から始まる可能性がある」との考えを今年1月に語っています。

いずれにせよ58万円前後で取引されている現在のビットコイン価格は「これからやや下落する」との見方も強まっているため、購入するタイミングには注意が必要であるとも考えられます。

2019年4月9日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日8日時点で59万円近くまで上昇したもののその後は下落しており、2019年4月9日時点では「1BTC=577,279円」で取引されています。

2019年3月26日〜2019年4月9日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)