「ビットコインバブルは終わってない」半減期後、再び価格高騰の可能性:中国BTC億万長者
仮想通貨市場で大幅な価格急騰がみられたことによって業界では「弱気相場は終わった」という意見も増えてきていますが、中国のビットコイン億万長者であるZhao Dong(ジャオ・ドン)氏は、現時点の状況ではまだ強気相場に移行したとは言い切れない状態であると強調しています。しかし同氏は短期間で大きく価格が回復することはないものの「2020年の半減期を超えればBTC価格は1,000万円を超える可能性もある」とも語っています。
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今はまだ「強気相場」ではない
中国で最も影響力のあるビットコイン億万長者といわれるZhao Dong(ジャオ・ドン)氏は、「ビットコインの底値は4,000ドル(約44万円)になると考えられるものの、6,000ドル(約67万円)に達した後は再び4,000ドルの水準を試すために下落することにだろう」と述べています。
同氏は、今回の価格急騰に関するコメントの中で「これは強気相場ではない」と3回繰り返しており、強気相場は弱気相場で忍耐力を失い、ほとんどの投資家が長期保有に失敗して市場を去った時にくるべきだと主張しています。
ジャオ・ドン氏は「完全な強気相場に移行するまでにはもう少し時間がかかる」と考えているものの、2020年に迎えるビットコインの半減期が今回もビットコイン価格上昇に深く関わっているとも考えており、半減期を迎えた後のビットコイン価格は大幅に上昇する可能性があるとも語っています。
半減期以降は「1,000万円超え」の可能性も
Zhao Dong氏は、ビットコイン価格は半減期を迎えた瞬間に6,000ドルから7,000ドル(約67万〜78万円)へと急上昇すると予想しており、半減期を迎えた後は50,000ドル(約558万円)にまで上昇し、2021年までには10万ドル(1,110万円)、あるいはそれ以上になる可能性もあると予想しています。
ドン氏は、ビットコイン価格は将来的には大幅に上昇することになるものの、直近でさらなる大幅な価格上昇が起きることはないと予想しています。同氏は今年の2月時点でも「現在の弱気市場は2019年末まで続く」との考えを語っており、重要なのは忍耐力だと強調していたため、現在も引き続きこの時の考えを維持しているのだと予想されます。
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2019年4月6日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日4日に58万円近くまで上昇して移行は横ばいの状態が続いており、2019年4月6日時点では「1BTC=559,958円」で取引されています。