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フランス代表FW「Mbappe(ムバッペ)」選手がビットコインを要求|意味深ツイートの真相とは


フランスのサッカー界を代表する若き天才「Kylian Mbappe(キリアン・ムバッペ)氏」が先日、Twitter(ツイッター)上でフォロワーに対して「200ユーロ(約25,000円)に相当するビットコイン(Bitcoin/BTC)を送金するように」とツイートしたことが世界的に話題となりましたが、その後の報道で同氏のアカウントがハッキングを受けていたことが明らかになりました。仮想通貨市場の回復に伴い、詐欺師たちが再び活動を開始しているようです。

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神童「キリアン・ムバッペ選手」ハッキングの被害に

有名人のTwiterアカウントをハッキングし、フォロワーに対して仮想通貨の送金を求める詐欺師たちが再び活動を開始しています。新たな被害者となったのは、近年サッカー業界で話題となっているフランス代表のサッカー選手Kylian Mbappe(キリアン・ムバッペ)氏です。

フランス・パリに本拠地を置き「Socios.com(ソシオスドットコム)」のブロックチェーンプラットフォームにも参加しているサッカークラブ「パリ・サンジェルマンFC」に所属する、現在20歳のこのサッカー選手は「神童(しんどう)」と呼ばれるほどの才能を持つ期待の選手として注目を集めており、サッカー界のレジェンドLionel Messi(リオネル・メッシ)氏を超える”超新星”とも言われています。

世界的に注目を集めているムバッペ選手に目をつけた詐欺師は、先日同氏のTwitterアカウントをハッキングし、260万人以上のフォロワーに対して「私を応援したければ、200ユーロ(約25,000円)相当のビットコイン(BTC)をダイレクトメールで送金するように」とツイートしました。

200ユーロのビットコインで応援してくれませんか?ダイレクトメールで私にBTCを送金してください。ビットコインのみを受け付けます。

しかしほとんどのユーザーは「ムバッペ選手のアカウントがハッキングされた」ということに気付いていたようで、その後ムバッペ選手はすぐに自身のアカウントを復旧させ、投稿を取り下げることに成功しています。アカウントは早急に復旧されたものの、この詐欺師の餌食になったユーザーが存在するかどうかは今のところ不明となっています。

仮想通貨市場の回復に伴い「増加する詐欺師たち」

Twitter上では「有名人になりすまして仮想通貨の送金を求めるケース」や「アカウント乗っ取り後に仮想通貨の送金を求めるケース」などの詐欺行為が数年前から数多く報告されています。

昨年は「SpaceX」や「Tesla」のCEOとして知られる実業家のElon Musk(イーロン・マスク)氏などがターゲットにされており、その後はイーサリアム(Ethereum/ETH)の共同設立者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏らが詐欺行為に対処するためにTwitterの名前に「Non-giver of Ether(イーサリアムの配布はしません)」という言葉を付け足しています。

このような対応が取られていることなどによって、以前に比べるとTwitter上で詐欺の被害に遭う人は減ってきたように感じられます。しかし、仮想通貨市場が再び盛り上がってきたことによって今後は再びこのような詐欺師が増加してくるとも予想されるため、今後は今回のようなケースだけでなく、新しい手法の詐欺が起こる可能性があることなども踏まえながら十分注意しておく必要があると言えるでしょう。

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