イギリス・ロンドンを拠点とするサッカークラブ「West Ham United FC(ウェストハム・ユナイテッドFC)」は、ブロックチェーンや仮想通貨を用いた”ファン参加型のチーム運営プラットフォーム”を提供している「Socios.com(ソシオスドットコム)」との提携を結んだことを発表しました。このプラットフォームに参加するチームはウェストハム・ユナイテッドで3チーム目になります。
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ウェストハム・ユナイテッドFCとは
West Ham United FC(ウェストハム・ユナイテッドFC)は、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するロンドンのプロサッカークラブです。Hammers(ハマーズ)やIrons(アイアンズ)とも呼ばれる「ウェストハム・ユナイテッド」は、2000年までは複数の大会で優勝していたものの、2000年以降は成績が安定しておらず、現在はプレミアリーグで11位にランクしています。
以前は「歴代の監督数が最も少ない」という記録で知られていましたが、成績が安定していないためか最近では監督交代が相次いでいました。
しかし2019年4月30日の発表では、ウェストハム・ユナイテッドがファンがトークンを使用してクラブの決定に影響を与えることができるプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」に参加したことが明らかにされました。
ファントークンで「チームの決定」に投票可能
Socios.com(ソシオスドットコム)のプラットフォームは、ファンの人々がトークンを使用してクラブチームに関する様々な決定に投票で参加することができるようになっています。このプラットフォームに参加しているサッカークラブはブロックチェーンで保護された「独自の仮想通貨」を発行することができるようになっているため、ファンの人々はそのトークンを購入することによって投票権を得ることができます。
「Socios.com」の調査によると、英国のサッカーファンの54%が「クラブチームの決定にファンの人々の意見も取り入れられるべき」だと考えていることがわかっています。チームの決定に投票することができる「ファントークン」という仕組みはこのような人々の要望に適切に応えることができるものとなっています。
ウェストハム・ユナイテッドのトークン価格は今のところ正式に決定してはいないものの、すべてのファンが手頃な価格で参加できるようにするために価格も安く設定される予定だと説明されています。またこのファントークンは無料で獲得する方法もあるとのことです。
同社のプラットフォームには、すでに「Juventus FC(ユヴェントスFC)」と「Paris Saint-Germain FC(パリ・サンジェルマン FC)」も参加しているため「West Ham United FC」は3チーム目ということになります。サッカー業界では仮想通貨やブロックチェーン技術が積極的に活用されていますが、その中でも「Socios.com」のプラットフォームは今後もより多くのクラブチームに利用されていくことになると予想されます。
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