スポーツファンとクラブチームを結ぶ仮想通貨投票プラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を支えている「チリーズ(ChiliZ/CHZ)」は、2019年5月17日に仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)が新しく立ち上げたブロックチェーン「BinanceChain(バイナンスチェーン)」との戦略的パートナーシップを発表しました。
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BinanceChainと提携した「ChiliZ/CHZ」とは?
スポーツとエンターテイメントに焦点を当てたサービスを展開している「チリーズ(ChiliZ/CHZ)」は、スポーツクラブの”独自トークン発行”を支援し、そのトークンを用いてクラブチームとファンが直接的な関わりを持つことができるブロックチェーンプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を支えている仮想通貨プロジェクトとして知られています。
「Socios.com」は昨年頃から徐々に提携するサッカークラブを増やしてきており、現在は、
・Paris Saint-Germain FC(パリ・サンジェルマン FC)
・Juventus FC(ユヴェントスFC)
・West Ham United FC(ウェストハム・ユナイテッドFC)
といった有名なサッカークラブと提携を結んでいるため、今後もさらに多くのクラブチームとの提携が続くのではないかと期待が高まっています。
このプラットフォームでは、それぞれのチームが独自の仮想通貨を発行できるようになっており、チームのファンの人々はそのトークンを購入することによって、クラブチームに関連する普通では関わることのできない今後の決定などに参加し、トークンでチームの決定に投票することができるようになっています。
ファントークン「BinanceChain」で発行の可能性も
ChiliZが公開したプレスリリースによると、Binance Chainと統合されることによって「Chiliz」は消費者向け製品でのブロックチェーン実装を促進し、
・手軽な決済
・プリペイドギフトカード
・デジタルサービスにおける少額取引
などのサービスを提供できるようになるとされています。
また、実際に統合された場合には「Socios.com」と提携を結んでいる複数のサッカークラブのファントークンも「BinanceChain」で発行される可能性があるとも伝えられています。
仮想通貨・ブロックチェーン業界の発展のためには、一般の人々にこれらの技術についてもっと深く理解してもらう必要があると考えているBINANCEのジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao/CZ)氏は、プレスリリースの中で次のように述べています。
スポーツは、ブロックチェーン技術の可能性と有用性について一般消費者を教育するのに最適な手段です。BinanceとChilizがその責任を世界的にリードしていることを誇りに思います。
仮想通貨業界を代表する仮想通貨取引所である「BINANCE」と、スポーツ業界の代表的な仮想通貨の一つである「ChiliZ/CHZ」の協力は、すでに仮想通貨・ブロックチェーンの活用が進んでいるスポーツ業界の取り組みをさらに活気付けるきっかけにもなると考えられます。
「Socios.com」は昨年から定期的に提携するクラブチームを発表しているため、今後新たに提携を結ぶクラブチームにも注目です。
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