LINE(ライン)が近い将来「仮想通貨交換業者」としての登録を完了し、日本国内向けの仮想通貨取引所「BITMAX(ビットマックス)」を立ち上げる可能性があることが本日20日に報じられ話題となりました。しかし、その後LINEは公式サイトでこの報道についてコメントし「正式に決定している事実はない」との説明を行っています。
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仮想通貨取引所「BITMAX」来月オープンの可能性
LINE(ライン)は、昨年から仮想通貨取引所「BITBOX(ビットボックス)」を通じて仮想通貨取引サービスを提供していましたが、この取引所は日本からは利用できないようになっていました。
しかし「Bloomberg」が2019年6月20日に報じた内容によると、LINEは今月中には「仮想通貨交換業者」として金融庁に登録を完了し、日本国内向けに仮想通貨取引サービスを提供する予定だとされていたため、日本国内でも大きな話題となりました。
新しい取引所では「BITBOX」で使用されている技術と同様のシステムが使用されるとのことで、およそ8,000万人にのぼる日本のLINEユーザーが利用できると報じられています。また、新しい取引所ではビットコイン(BTC)やLINEの独自仮想通貨である「Link」を含めた複数の仮想通貨を取引することができるとも伝えられています。
海外向けに提供されている「BITBOX」では約30種類の仮想通貨が交換可能となっていますが、日本向けの取引所「BITMAX」で何種類の仮想通貨が取り扱われるかに関する詳しい情報は明らかにされていません。
「BITBOX」ほど多くの仮想通貨が取り扱われる可能性は極めて低いと予想されますが、LINEが正式に仮想通貨取引所を開設すれば、より多くの新規ユーザーが仮想通貨市場に参入するきっかけになると期待されています。
LINEは「正式な決定ではない」とコメント
今回の報道を受けてLINEの株価は急騰したものの、その後LINEは公式発表の中で「当社から発表したものではなく、正式に決定している事実はありません」と説明しています。
Bloombergは「事情に詳しい人物からの情報」として今回の件を報じているため、BITMAXに関する報道は”可能性がある”というレベルの内容であると考えられます。
LINE側は詳しい内容などについては明らかにしてはいませんが、取引所開設に向けた準備がスムーズに進むのであれば近いうちにサービスが開始される可能性もあるため、新たな発表には注目です。