北米最大級のデリバティブ取引所として知られる「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」は、仮想通貨インデックスの信頼性を高めるためにデータ収集先として仮想通貨取引所「itBit」を新たに追加しました。一部の報道では「CMEはイーサリアム先物の提供に向けた準備を進めている」と報じられています。
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インデックスのデータ収集先として「itBit」を追加
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が「イーサリアム(ETH)のインデックス(指標)」と「ETH/USDのレート」を提供するための情報収集先として仮想通貨取引所「itBit」を追加することが明らかになりました。
仮想通貨メディアである「The Block」の報道によると、匿名の関係者は今回の追加は「イーサリアム先物を提供するための準備」であると語っています。ETH先物を提供する際にしっかりとしたデータがなかった場合、現物決済の先物は簡単に操作されてしまう可能性があるため、CMEは現在インデックスの改善に取り組んでいるのだと考えられています。
CMEは昨年5月時点からイーサリアムのインデックスを提供し始めており、そのためのデータ収集先となる仮想通貨取引所として「Bitstamp(ビットスタンプ)」と「Kraken(クラーケン)」をあげていました。新しく「itBit」を追加することによって、インデックスの信頼性を高めることができます。
新しくなったデータの提供開始時期についての公式発表は行われていないものの、複数のメディアは「今月15日から提供される」と報じています。
仮想通貨先物に「期待感」高まる
CMEはすでに「ビットコイン先物」を提供しており、先月17日には「取引高」や「未決済建玉」が過去最高値に達し、取引口座数も急速に増えていると報告されています。
同社の「イーサリアム先物提供開始」に関しては、2018年時点から期待する意見が多く出ていたため、今回の報道によってそのような期待感はさらに高まっています。
今月は仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」がビットコイン先物のテストを開始する予定となっているため、先物関連のニュースにはさらに注目が集まっています。
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2019年7月6日|イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格
イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格は、先月27日に39,000円近くまで上昇したものの、その後はやや下落しており、2019年7月6日時点では「1ETH=31,809円」で取引されています。
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