21日、Ripple社は新しく2つの論文を公開し、リップル(Ripple/XRP)の根底となる台帳技術をアップグレードすることを発表しました。論文では「XRPの合意形成アルゴリズムの向上」や「取引承認の方法を分散化させる方法」について説明されています。リップルが学術的な技術論文を公開するのはこれが初めてです。
発表された2つの論文
「 XRPレジャー合意形成プロトコルの分析」とされる1つ目の論文は14年のホワイトペーパーに基いており、ネットワークの分裂を防ぐ安全性やネットワーク遅滞の問題について書かれています。
「コバルト:オープンネットワークにおけるBFTガバナンス」とされる2つ目の論文は、各ノードを多様なノードと接合させることでネットワークの安全性を高める方法について考察しています。
分散型台帳による非中央集権化
Ripple社によると、最終的には世界中に散らばった取引承認者のネットワークを通して XRP台帳の安全性を確保することを目標としているとのことです。
リップルのステファン・トーマス(Steppan Thomas)CTO は、以下のようなコメントも述べています。
「世界中のお金をより簡単に移転するために技術をさらに向上させたいと考えています。」
「リップルは将来ビットコインより大幅に非中央集権化される」
台帳分散化による更なる飛躍
Rippleには、SBI やサンタンデールのような多くの投資家もいます。
中央集権的と批判されることもあったリップルですが、取引承認アルゴリズムを分散化される事によって、今後はさらに多くの投資家を集めることになるでしょう。