仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」は、2019年7月23日に予定されていた通りに同社の「ビットコイン先物のテスト」が開始されたことを発表しました。昨年8月に「Bakkt」が立ち上げられて以降、同社の先物は多くの投資家に待ち望まれていたため、テストの開始には注目が集まっています。
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Bakkt設立から約1年「ついにテスト開始」
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が2018年8月に立ち上げた仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」は、
・Microsoft(マイクロソフト)
・Starbucks(スターバックス)
・BCG
などといった大手企業が協力していることでも知られているため、同社のサービスが正式に開始されることによって、仮想通貨市場により多くの投資家が参加することになると期待されています。
Bakktは今後複数のサービスを展開していく予定であることを明らかにしていますが、今回テストが開始される「ビットコイン先物」は一年ほど前に発表されて以降、長い間待ち望まれていたサービスであるため大きな注目が集まっています。
同社のビットコイン先物は、投資家が指定した受け渡し日に「現物のビットコイン」を受け取ることができるものであるため、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の「現金」で受け渡しを行うビットコイン先物とは異なるものとなっています。
今回のテストには世界各地から参加者が集められており、今後は30カ国以上にサービスを提供していく予定だと伝えられています。
先日、米国の市場調査会社である「Fundstrat Global Advisors」はBakktが開催した「Bakkt Institutional Digital Asset Summit」のレポートを公開し、「Bakktの先物は7月〜9月中には正式に立ち上げられる予定であり、公開初日から参加する準備ができている参加者が数多く存在するようだ」と報告されています。
正式にBakktのビットコイン先物が開始されれば、多くの機関投資家が参入することになり、ビットコイン市場がさらに成長することになるとも言われているため、今後数カ月間の同社の発表にも注目です。
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2019年7月23日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日21日に118万円まで回復したものの、現在はやや下落しており、2019年7月23日時点では「1BTC=1,110,983円」で取引されています。
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