仮想通貨投資会社「Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)」のCEOであるMichael Novogratz(マイケル・ノボグラッツ)氏は「BNN Bloomberg」に出演した際に、一時的に下落する可能性はあるもののビットコイン価格が過去最高値の2万ドル(約217万円)に達するのは時間の問題であるとの見解を示しました。
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停滞・下落後の「過去最高値到達」を予想
Michael Novogratz(マイケル・ノボグラッツ)氏は、6月末の時点で「ビットコイン価格はしばらくの間1万ドル〜1万4,000ドル(約107万円〜150万円)の範囲で推移する可能性がある」と語っており、現在の動きを予想していました。
同氏は4,000ドル~1万3,500ドル(約43万円〜約146万円)という大幅な動きを指摘した上で「今後も1万ドルから1万4,000ドルの範囲で停滞が続くだろう」と予想しており、場合によっては一時的に8,500ドル(約92万円)付近まで下落する可能性もあると語っています。
間近の動きに関しては停滞・下落すると予想しているものの、ノボグラッツ氏はいずれは機関投資家などが市場に参加することになるため、年末頃には現在の価格帯を抜けて過去最高値である2万ドル(約217万円)に戻ることになるだろうと予想しています。
私はそうなることを望んではいませんが、もしビットコインが8,500ドルまで下落しても驚きはしません。機関投資家が再び興味を持ち始めているので、その後は年末にかけて(もっと早いことを望むが)現在の価格帯を抜けて2万ドルの過去最高値へと回復することになるでしょう。
Telegramのプロジェクトなども好材料に
ノボグラッツ氏はビットコイン価格が長期的に回復すると予想する理由として「エール大学・ハーバード大学・スタンフォード大学」などの有名大学や大企業が仮想通貨投資に向けた準備を進めていることを上げており、このような動きはその他の大物投資家にも影響を与える可能性があると語っています。
また同氏は、この他にも人気のSNSである「Telegram(テレグラム)」のブロックチェーンプラットフォーム「TON(Telegram Open Network)」が年末までに立ち上げられる予定となっていることなども理由として挙げており、2億人を超えるユーザーに利用されているテレグラムのプロジェクトが開始されることによって、仮想通貨がより多くの人々に利用されることになるとの考えを語っています。
その一方で「イーサリアム(ETH)などの仮想通貨はまだ完全なものではなく、ベンチャーの賭けのようなものに留まっている」と語っている同氏は「ビットコインは”価値の保存手段”として完成している」とも述べており、そのような違いが仮想通貨価格の差を生み出していると説明しています。
ノボグラッツ氏は以前から「ビットコインは世界的な金融危機が訪れた際の”安全な避難先”になる」と語っており、長期的な価格上昇を予想し続けています。
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2019年7月26日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月17日に99万円台まで下落して以降は横ばいの状態が続いており、2019年7月26日時点では「1BTC=1,066,273円」で取引されています。
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