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TRON:米国取引所へのTRX上場を「最優先事項」として着手


トロン(Tron/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、先日10日に投稿したツイートで米国の主要な仮想通貨取引所への「TRX上場」を”最優先事項”として積極的に取り組んでいることを報告しました。

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「BINANCE・Coinbase」への上場は?投資家の声に回答

Justin Sun(ジャスティン・サン)氏が「米国仮想通貨取引所へのTRX上場」を約束するツイートは、TRXをサポートしているデジタルプラットフォーム「TronSpark」が世界最大級の仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」などの取引所に上場されていないことを懸念するコメントを投稿したことから始まりました。

TRXは「Binance.com」などでは取引することができるものの、米国のコインベースには上場しておらず、BINANCE(バイナンス)が新しく米国に立ち上げる仮想通貨取引所「BINANCE US」が先日公開した”上場予定リスト”にも含まれていませんでした。

「TronSpark」はこのような現状に対して『私たちは皆TRONを愛しているが、米国市民がTRXを取引できる場所が必要だ』とツイートし、『多くの投資家たちがこのことを非常に心配している』と指摘しました。これに対してサン氏は次のように回答し、TRONのチームが「米国取引所へのTRX上場」を最優先事項として取り組んでいることを報告しています。


はい。これは現在、私たちの最優先事項です。私を含めた完全なチームでこの問題に専念しています。私たちはこれらすべてを素早く実行します!

今のところ「TRX上場」に関する詳しい予定などは明らかにされていないため、実際にTRXが上場されるかどうかは定かではないものの、今回「TronSpark」が投稿したツイートは米国に住む多くの仮想通貨投資家たちが「TRX」の取り扱いを望んでいることを示しています。

TRONとBINANCEは長年の関係があるため、BINANCE側もTRXの取り扱いには前向きに取り組むのではないかと期待されます。また、Coinbaseも取り扱い通貨を増やしていく意向を表明しているため、「BINANCE US」での取り扱いが開始された場合には「Coinbase」にも上場する可能性があると考えられます。

トロンはここ最近で様々な方面から批判的な意見を浴びていましたが、その後も多くの投資家たちに支持されており、先日10日には100倍のスケーラビリティを実現するトロンのサイドチェーン「Sun Network(サンネットワーク)」のバージョン1.0をリリースしています。

ネットワークの拡大に向けて積極的に開発を続けているTron(TRX)には今後も注目です。

2019年8月11日|トロン(TRON/TRX)の価格

トロン(TRON/TRX)の価格は先月21日に4円近くまで上昇したものの、その後は下落が続いており、2019年8月11日時点では「1TRX=2.14円」で取引されています。

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2019年7月12日〜2019年8月11日 TRXのチャート(引用:coingecko.com)