TRON Foundation(トロン財団)は2019年8月19日に、TRONメインネット上のアカウント総数が350万を突破したことを報告しました。TRONは現在も開発を続けているものの、ここ最近では価格の下落が続いており、記事執筆時点では1円代に突入しています。
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アカウント数は「350万」、ブロック高さは「1,200万」
TRON Foundation(トロン財団)は2019年8月19日のツイートで、TRONメインネット上のアカウント総数が350万を突破し、ブロックの高さ(*1)が11,984,687に達したことを報告しました。
(*1)Block Height(ブロックの高さ):ブロックチェーンの繋がりを縦に積み上げた時の高さを表す単位のこと
TRONメインネットのアカウントの総数は350万を超え、ブロックの高さは1073のオンラインノードで11984687に達しました。
TRONのメインネット公開が約1年前であることを考える、TRONネットワークがこの1年間で急速に拡大したことがわかります。TRONのブロックチェーン技術は主にゲーム関連の分散型アプリケーション(DApps)で活用されており、非常に多くのユーザーを抱えていることでも知られています。
同社のブロックチェーン技術を用いたDAppsの多くは主に「ゲーム系DApps」となっているため、一般の人々にも親しみやすいものとなっており、ユーザー数も順調に増加していることが報告されていました。TRONの競合となるブロックチェーンプラットフォームとしては、イーサリアム(ETH)やイオス(EOS)が挙げられますが、”アクティブユーザー数”に関してはTRONがダントツで1位であることが以前から報告されていました。
また先日19日には、近い将来「Tron Wallet」でビットコイン(BTC)を保管できるようになることも発表されています。ビットコインのサポート時期に関する具体的な日程は明らかにされていないものの、ビットコインが保管できるようになることによって「Tron Wallet」はより便利になり、アカウント数もさらに増加することになると期待されます。
TRX価格は下落傾向|時価総額ランキングは「14位」に
アカウント数は順調に増加しているものの、TRXの価格は下落傾向が続いています。TRX価格は過去数ヶ月間に渡ってわずかながらも順調にその価値を高め続け、今年6月には「1TRX=5円」近くまで上昇していたものの、7月頃からはあまり大きな上昇はみられておらず、2019年8月20日時点のTRX価格は「1TRX=1.86円」時価総額ランキングでは「14位」となっています。
現在の下落は主に億万長者Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏との昼食会をキャンセルしたことに関連していると考えられています。この食事会には世界中から大きな注目が集まっていましたが、現時点では”延期”ということになっており、具体的な開催日時は発表されていません。
ランチがキャンセルされた後には、TRONのCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)やTRONに対する批判的な報道も多数出ていたため、これらのニュースが影響していると予想されます。
現在は一連の報道も落ち着いており、TRONの開発も順調に進められているため、今後再び価格が回復する可能性はあると考えられますが、ランチキャンセル後には投資家からの信頼もやや低下しており、不信感を抱く意見もあがっていたため、今後は信頼を回復していけるかにも注目です。
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