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BINANCE:KYC画像漏洩に関する「最新情報」を公開|今後の対応なども説明


仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)は、先日報告された「本人確認(KYC)画像漏洩」に関する最新情報を公開しました。今回の発表では、調査を行なった上で判明したことや、今後の対応などについての説明が行われています。

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バイナンスの「KYC画像漏洩問題」について

BINANCE(バイナンス)は、今月初めに同取引所から「ユーザーの個人情報」を取得したと主張するハッカーから”300BTCの身代金”の身代金を要求されたことを発表していました。

このハッカーは「BINANCEユーザーが本人確認(KYC)のために送信した運転免許証などの画像10,000枚を取得している」と主張しており、7日にはメッセージアプリ「Telegram(テレグラム)」上でそれらのデータが拡散されたことによって大きな話題となっていました。

BINANCEは先日23日に、この件関する最新情報と今後の対応について説明するブログ記事を公開し、漏洩した画像とKYCデータが一致していないことを報告しました。

漏洩画像の一部が「第三者の処理画像」と重複

今回の発表では「KYC画像漏洩の問題は”現在も調査中”」だと説明されていますが、それと同時に「リークされた画像の一部がサードパーティベンダー(第三者企業)によって処理された画像と重複することを示している」とも報告されています。

具体的な企業名は明かされていないものの、バイナンスは2017年12月上旬から2018年2月下旬までに数回契約していると説明されているため、それらの契約を交わした企業の中の一部がこれに該当するのだと考えられます。

さらに漏洩した画像の中には「複数のフォトショップ画像」や「その他変更された画像」が含まれていたとも報告されており、これらの画像はデータベース内のKYC画像とは一致しておらず、包括的な調査の対象となっていると説明されています。

影響を受けたユーザーには「複数の優遇措置」

BINANCEは以前の発表の中で「KYCのために取得された画像は”電子透かし”の処理がされていたが、漏洩した画像にはこの”電子透かし”が含まれておらず、”BINANCEからKYC画像が流出したこと示す証拠は提供されていない”」と説明していました。

これらの情報は漏洩した画像が”偽造されたものである”という主張を裏付けていますが、バイナンスは影響を受けたユーザーにそれぞれの地域で”新しい身分証明書”を申請することを強く推奨すると述べています。

また、影響を受けたユーザーには「優遇された取引手数料・サポート・その他サービスを含む生涯を通じたBINANCEのVIPメンバーシップ」を補償するとも説明されています。

具体的な内容などについて問い合わせたい場合は「Binanceカスタマーサポートセンター」にリクエストを送信することで賠償などに関する質問をすることができるとされているため、より詳しい内容を知りたい方は以下の公式発表から連絡を取ることをお勧めします。

>>「BINANCEの公式発表」はこちら

2019年8月24日|Binance Coin(BNB)の価格

バイナンスコイン(Binance Coin/BNB)の価格は、2019年7月17日以降は2,750円付近のサポートラインを維持しており、2019年8月24日時点では「1BNB=2,840.90円」で取引されています。

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2019年6月25日〜2019年8月24日 BNBのチャート(画像:CoinMarketCap)