大手メッセージングアプリTelegram(テレグラム)の独自仮想通貨「Gram(グラム)」が、今後2ヶ月以内にローンチされる予定であることが「New York Times」の報道で明らかになりました。
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テレグラムの独自通貨「今後2ヶ月以内」に公開か
Telegram(テレグラム)の独自通貨である「Gram(グラム)」は、昨年行われたイニシャル・コイン・オファリング(ICO)で著名な投資家から17億ドル(約1,800億円)を調達したことでも知られており、世界中で注目される仮想通貨の一つとなっています。
「New York Times」が先日27日に報じた内容によると、最近テレグラムと話したという3人の匿名投資家は「Gramトークンは今後2ヶ月以内に一部の投資家に向けて公開予定である」と語ったとされています。
Gramトークンの最終的な目標は「Telegramを利用している約3億人のユーザー全員がトークンを利用できるようにすること」だと伝えられているため、実際にこの目標が達成されれば、現在世界中の規制当局から監視の目を向けられている仮想通貨「Libra(リブラ)」を打ち負かすことになる可能性があるとも言われています。
Gramトークンは「ビットコイン」に似ている?
Libraは現時点で世界中の政治家や規制当局から非常に多くの指摘を受けていますが、その一方で「Gramトークン」は今の所大きな注目は集めていません。しかしながら、Gramトークンについては、プロジェクトの概要がほとんど知られていないため、内容によっては「Libra」のように規制当局から反対される可能性があるとも言われています。
しかし今回の報道では「Gramトークンはビットコインに似た”分散型の構造”を持っている」とも伝えられており、テレグラムは「Gram」がどこでどのように動くかを制御する術を持っていないと報じられています。
今回「New York Times」が報じた匿名投資家の証言が正しいのであれば、少なくとも11月までには詳細が明らかにされる可能性があるため、今後の発表にはさらに注目が集まります。