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New Balance×Cardano:ブロックチェーン用いた「サプライチェーン管理」で提携


カルダノ(Cardano/ADA)ブロックチェーンの開発を主導している「IOHK」は、世界的なスポーツシューズメーカーである「New Balance(ニューバランス)」とパートナーシップを結び、Cardanoブロックチェーンを使用してスニーカーのサプライチェーン管理などに活用していくことを発表しました。

こちらから読む:技術開発も順調に進行中「Cardano/ADA」関連ニュース

カルダノブロックチェーンで「偽造品」に対処

2017年9月29日にメインネットを公開した「カルダノ(Cardano/ADA)」は、本日2019年9月29日で”2周年”を迎えます。この記念すべき日を迎えた「IOHK」は、世界的なスポーツシューズメーカーである「New Balance(ニューバランス)」とパートナーシップを結び、Cardanoブロックチェーンを使用してスニーカーのサプライチェーン管理などに活用していくことを発表しました。

このプロジェクトは初めに”テスト”という形で始まり、最終的には世界中でプロジェクトを展開していくことを計画しています。これらのプロジェクトで仮想通貨「ADA」が使用される予定はありませんが、Cardanoブロックチェーンを用いてトレーニングシューズのサプライチェーン管理を行うと伝えられているため、Cradanoの技術活用を大きく促進させる可能性を秘めています。

マサチューセッツ州ボストンに本拠を置く「New Balance」は、世界有数のアスレチックシューズブランドの一つであり、収益は2013年の27億ドル(約2,914億円)から2018年の41億ドル(約4,425億円)と劇的に増加していますが、その一方では”偽造品”の問題も深刻化していたため、ブロックチェーンで「本物であること」を証明することによって、さらに業績を上げることができると期待されます。

報道によると、昨年「New Balance」は約2,500万足もの偽物の靴を没収したと報告されていますが、Cardanoブロックチェーンが実際に導入されれば、New Balanceの偽造品を最小限に減らすことができるでしょう。

技術導入のテストは近日中に公開される予定だと報じられていますが、Cardanoの広報担当者は「今回のパートナーシップがいつ開始されるか」についてコメントすることを拒否しており、10月に「New Balance」から公式発表が行われるまで詳細情報を明かすことはできないとしています。

今回のパートナーシップは「Cardano/ADA」の普及をさらに促進させることになると期待されますが、先日にはCradanoプロジェクトの重要な開発段階である「Shelley(シェリー)」のテストネットが第2段階に突入したことも報告されており、それほど遠くない将来にはADAを長期保有することによって報酬を得ることができる”ステーキング”も可能になる予定となっているため、これらの発表もCardanoの成長を後押しすることになると予想されます。

2019年9月29日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は、今月25日に4円台まで下落して以降は横ばいの状態が続いており、2019年9月29日時点では「1ADA=4.18円」で取引されています。

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2019年8月30日〜2019年9月29日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)