カルダノ財団:ドイツのベンチャースタジオ「Konfidio」と提携|実社会での技術活用を促進
カルダノ財団(Cardano Foundation)が、ドイツ・ベルリンを拠点とするブロックチェーン企業「Konfidio」と提携を結んだことが明らかになりました。今回のパートナシップによって、カルダノの技術が実社会でビジネスを展開している多くの企業で利用されていくことになると期待されます。
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ドイツ・ヨーロッパ地域での認知度向上に期待
カルダノ財団が提携を結んだ「Konfidio」は、ドイツの首都ベルリンに拠点を置く企業ビルダーおよびベンチャーアクセラレータであり、ブロックチェーン技術を活用して事業向けの分散型アプリケーション・分散型システムのビジネスモデル構築に重点を置いてベンチャー企業などの支援を行なっていると伝えられています。
両社の公式発表によると、今回のパートナーシップの主な目的は"カルダノブロックチェーン"を実際のビジネスに役立てていくことだとされており、最初は「銀行・物流・製薬産業・貿易金融」におけるユースケースを中心に、それに続いて政府および公共サービスへの技術活用を促進していくとされています。
カルダノ財団の会長であるNathan Kaiser(ネイサン・カイザー)氏は、公式発表の中で「今回の提携は実社会におけるカルダノプラットフォームの活用事例を増やしていくための重要なステップであり、Konfidioと協力することによってドイツ・ヨーロッパ地域での認知度を高めることができる」と説明しています。
今回の戦略的パートナーシップは、カルダノプロジェクトを促進し、支援者を増やし、実際の活用事例を作っていくため重要な具体的ステップです。
Konfidioの拠点であるベルリンは、主要なグローバルブロックチェーンセンターであり、そのグローバルな関係性は当社独自のプラットフォームにスポットライトを当てるのに役立ちます。このコラボレーションによって、カルダノ財団はドイツとヨーロッパでの認知度を高めることができます。
実社会ビジネスに最適な「Cardanoブロックチェーン」
「Konfidio」の創設者兼CEOであるMervyn G. Maistry(マーヴィン・G・メイストリー)氏は「様々なブロックチェーンを調査した結果、実社会のビジネスで継続的に活用していけるブロックチェーンはカルダノだった」ということを説明しており、同社がカルダノ財団と協力することによって、大小問わない様々な企業でカルダノの技術活用を促進していくことができると語っています。
Konfidioの戦略は、国際的な分散型プラットフォームに基づいており、グローバル経済全体の価値を引き出します。チューリング完全なブロックチェーンを全て調査した後に現実的に「ビジネスモデルの安定性」と「ビジネスの継続性」を確保するためには、カルダノの第3世代ブロックチェーンが最適であるとの考えに至りました。
私たちは「グローバル企業」と「ドイツのミッテルスタンド(*1)」の両方と協力しており、複雑でチューリング完全なトランザクションプラットフォームの開発にカルダノの革新的なデュアルレイヤーアーキテクチャを使用します。
この戦略的パートナーシップは、実世界で「カルダノベースのアプリケーション」を開発するのに役立ちます。また、将来のスタートアップのオプションとして、ビジネスモデルの専門知識と最先端の第3世代ブロックチェーンを組み合わせて、若い起業家に提供することができます。
(*1)ミッテルスタンド:ドイツで急速に成長している中小企業のこと
カルダノプロジェクトは分散型アプリケーション(DApps)などの開発基盤として非常に高い評価を受けており、6月末には米国の有名格付け機関であるWeiss Ratings(ワイス・レーティングス)も『DApps開発基盤として非常に優れている』と評価しています。
プロジェクトの開発が進むにつれて、現在は実際にカルダノのプラットフォームを活用する企業や開発者が求められていたため、今回の提携はカルダノコミュニティを拡大するための重要なステップになると考えられます。
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2019年8月16日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は、2019年6月27日に12円近くまで上昇して以降は下落し続けており、2019年8月16日時点では「1ADA=4.87円」で取引されています。
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