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PayPayとMoneyTapが業務提携|Ripple技術用いた「チャージ事業」展開へ


SBIホールディングスの子会社である「マネータップ株式会社」は、2019年10月30日にスマホ決済サービス「PayPay(ペイペイ)」を展開している「PayPay株式会社」と業務提携を結んだことを発表しました。両社はこの提携を通じて、Ripple(リップル)社の分散型台帳技術を用いた銀行間送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を活用したチャージ事業を展開していくとのことです。

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PayPay残高への「直接的なチャージ」が可能に

SBIホールディングスの子会社である「マネータップ株式会社」は、Ripple(リップル)社の分散台帳技術(DLT)を活用したスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」や、DLTを活用した次世代金融インフラの構築を行なっています。

「Money Tap」はRipple社が提供する「xCurrent(エックスカレント)」と呼ばれる技術を基盤技術として活用しており、銀行口座から銀行口座への個人間送金を24時間365日リアルタイムで安全・快適に行うことを実現しています。

今回の業務提携によって、PayPayユーザーは銀行口座からPayPay残高をチャージする際に「Money Tap」を経由することによって、既存インフラであるCAFIS(*1)などを介さずに銀行口座から直接的にチャージを行うことができるようになります。

(*1)CAFIS:クレジットカード決済などを行う際に使用される、加盟店とクレジットカード会社・金融機関との間の取引を仲介するシステムのこと

また直接的なチャージが実現することによってPayPay社における「個々の金融機関との接続負担軽減」および「金融機関における既存インフラと比べた低コストでの事業者接続」が実現するとのことです。

(画像:sbigroup.co.jp)

マネータップ株式会社は今後も「Money Tapサービスの拡大」や「インフラとしての活用」を図りながら、顧客便益性の高いサービスを提供し、キャッシュレス化を通じた「新たな産業の育成」及び「社会コストの低減」に貢献していくとしています。

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