Telegram(テレグラム)の独自仮想通貨Gram(グラム)を保管することができる「Gram Wallet(グラムウォレット)」のテスト版がデスクトップPCで利用できるようになりました。このウォレットは「MacOS・Windows・Linux」向けに利用できるようになっており、GitHubでソースコードが公開されています。
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「MacOS・Windows・Linux」でテスト可能に
Telegram(テレグラム)の仮想通貨ウォレット「Gram Wallet(グラムウォレット)」のテスト版は、WEBサイトで「MacOS・Windows・Linux」向けにリリースされています。
ユーザーはこのウォレットをダウンロードしてアドレスを作成し、秘密鍵の記録・パスワードの作成を行うことによってTestTonBotと呼ばれるボットを介して”テスト用のGramトークン”を取得して、ウォレットをテストすることができます。
現時点ではGram以外の仮想通貨がサポートされているかどうかは明らかにされておらず、Gramトークンのみが保管できるようになっています。ユーザーはリクエストを送信することによって5〜20GRAMを受け取ることが可能です。
テレグラムの独自ブロックチェーン「テレグラム・オープン・ネットワーク(Telegram Open Network/TON)」のメインネットは、元々2019年10月末に公開される予定となっていましたが、米国証券取引委員会(SEC)が仮想通貨Gramを未登録証券と判断する見解を示したため、現在公開時期は延期となっています。
テスト用ウォレットは公開されたものの、実際にGramやTONが公開されるかどうかは「SECとの問題を解決できるか」にかかっているため、今後の発表にも注目です。