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下落・低迷が続くビットコイン市場「強気派一掃」の可能性も?


ビットコイン価格が再び80万円付近のサポートラインを下回ったことによって、仮想通貨業界ではBTCの今後を不安視する意見が増え始めています。現時点でのBTCは長期的な上昇傾向を維持しているものの、今の価格帯は長期的に見ても重要なサポートラインであるため、ベテラントレーダーからは「さらなる下落・低迷」を警告する意見も出ています。

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2015年からの上昇傾向は「まだ無傷」

ビットコイン(BTC)の価格は今年6月に150万円近くまで回復しましたが、依然として長期的な下落傾向は続いており、先日22日には重要視されていた80万円のサポートラインを下回りました。

主要なサポートラインが破られたことによって、一部では「BTC価格は1,000ドル(約10.8万円)まで下がる」といった意見も出ていますが、仮想通貨ファンド「Adamant Capital」の投資アナリストであるTuur Demeester氏は『2015年1月に始まったビットコインの放射線状の上昇傾向は今のところ無傷であり、今が重要なサポートラインにある』ということを語っています。


2015年1月に始まったビットコインの放物線状の上昇傾向はまだ無傷です。 2019年3月以来、初めてサポートラインに触れるようになりました。

Demeester氏のツイートは「ビットコインがまだ回復の可能性を残していること」を示していますが、別のベテラントレーダーはビットコイン価格がさらに深刻な下落に直面する可能性があることを警告しています。

BTC底値は60万円?2020年7月まで低迷か

2018年のBTC暴落を予想したことでも知られるベテラントレーダーのPeter Brandt(ピーター・ブラント)氏は、Demeester氏のツイートに対して『ビットコインが50,000ドル(約543万円)に向けた上昇を開始するためには、現在のサポートライン以下で長期的に準備する必要がある』と返信しています。

Brandt氏は具体的な底値の目標価格として5,500ドル(約60万円)をあげており、「2020年7月に底値に達する可能性がある」と述べています。

この予想が現実になった場合、ビットコインの長期保有者はこれからさらに8ヶ月間BTCを保有し続けていなければならないため、多くの投資家にとって辛い時期になると予想されます。実際にブラント氏も、最初に強気派が一掃される可能性があるということも語っています。

ビットコイン価格は半減期前後で大きく価格が上昇すると予想されていましたが、ここ最近ではビットコイン価格の下落・低迷を予想する意見も増えてきているため、ビットコインが現在の価格からどちらに動くかには注目が集まっています。

2019年11月24日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日22日に76万円まで急落して以降は横ばいの状態が続いており、2019年11月24日時点では「1BTC=786,667円」で取引されています。

2019年11月10日〜2019年11月24日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)

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