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Bakkt CEOの後任が決定|2020年は「仮想通貨決済」分野で事業拡大か


Bakkt(バックト)の親会社である「インターコンチネンタル取引所(ICE)」は2019年12月23日の発表で、Bakktの前CEOであるKelly Loeffler(ケリー・ローフラー)氏の後任として、同社で最高生産責任者(CPO)を務めていたMike Blandina(マイク・ブランディナ)氏を任命したことを明らかにしました。

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決済分野のプロフェッショナルをCEOに任命

Bakkt(バックト)設立当初から最高経営責任者(CEO)を務めていたKelly Loeffler(ケリー・ローフラー)氏はICEに約16年間勤務していたものの、今月初めにアメリカ・ジョージア州選出の上院議員として正式に任命されたことを受けてCEOの座を退任することが発表されていました。

この発表が行われた時点では「次期CEOが誰になるか」についての発表は行われていませんでしたが、2019年12月23日には「Bakktで最高生産責任者(CPO)を務めていたMike Blandina(マイク・ブランディナ)氏が新たなCEOとして任命されたこと」が発表されました。

ICEのJeffrey Sprecher(ジェフリー・スプレッチャー)CEOは『マイクはCEOとして、Bakktの戦略的方向性・決済関連の商品・市場のチャート化・規制・財務面を監督する』と説明しています。

Mike Blandina(マイク・ブランディナ)氏は「OneMarket・Westfield・PayPalGoogle・Blackhawk Network」などといった大手企業の”決済部門”の主要な役職でリーダーシップを発揮してきた人物であるため、同氏の任命は”今後Bakktが決済分野での事業を拡大していくこと”を考慮した上での決定だと伝えられています。

Bakktは今年10月に「消費者向けの仮想通貨決済アプリ」と「商業用ポータル」を2020年上半期に公開する計画を発表しており、最初の取り組みとして「Starbucks(スターバックス)」と協力してテストを行う予定であることを明らかにしているため、2020年には本格的に仮想通貨決済関連のサービスが展開されていくことになると期待されます。

プレジデントには「Adam White氏」を任命

今回の発表では、Bakktのプレジデント(社長)として以前まで最高執行責任者(COO)を務めていたAdam White(アダム・ホワイト)氏が任命されたことも明らかにされています。同氏は以前、大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」で幹部を務めていた人物でもあるため、仮想通貨に関する幅広い専門知識を有しているとのことです。

Adam White氏は、仮想通貨投資やカストディなどといったKelly Loeffler氏が担当していた業務を引き継ぐことになると伝えられています。

ICEは今回の発表の中で「Bakktは2020年に現在の勢いに基づいて、
・新しいトレーディング製品
・拡張されたカストディサービス
・革新的な消費者向け決済アプリ
・追加のイノベーションを含む製品ロードマップ
を構築する予定だと説明しているため、今後のさらなる事業拡大にも期待が高まります。

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