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コーヒー豆追跡用のブロックチェーンアプリ「Thank My Farmer」公開へ:IBM×Farmer Connect


IBM(アイビーエム)」と「Farmer Connect(ファーマーコネクト)」は、2020年1月6日にアメリカ・ラスベガスで開催された「Consumer Electronics Show」でブロックチェーン技術を基盤としたコーヒー豆の追跡アプリ「Thank My Farmer(サンク・マイ・ファーマー)」の実演を行いました。同アプリは2020年中に一般公開される予定だと報じられています。

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「生産情報の確認」や「チップ送金」が可能に

「IBM」と「Farmer Connect」が実演を行った「Thank My Farmer(サンク・マイ・ファーマー)」は、ブロックチェーン技術を基盤としたコーヒー豆の追跡アプリであり、このアプリの利用者はQRコードをスキャンすることによってコーヒー豆の生産情報を確認することができる他、購入したコーヒー製品が気に入れば生産者に対してチップを送ることもできるように設計されています。


IBMとFarmer Connectは、コーヒーを飲む人々がブロックチェーンを介してコーヒーの起源を追跡して製品の品質を理解し、豆を栽培した農家を支援できるようにする「Thank My Farmer」アプリを発表します。

「Farmer Connect」の創設者であるDavid Behrends(デービッド・べレンズ)氏は「QRコードをスキャンするとコーヒーに関する詳細情報が記載されている製品ページに直接移動することができ、説明文の下にはコーヒーが生産工程で辿った道筋を示す詳細マップも表示されるようになっているため、消費者の人々は”1杯のコーヒーで世界を旅することができる”」と説明しています。

このアプリは「コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)」や「Beyers Koffie」などといった合計10のコーヒー関連団体にサポートされており、消費者が信頼できるコーヒー豆の情報を簡単に確認できるだけでなく、環境に優しい製法でコーヒーを生産している業者のプロモーションにも役立つため、非常に高く評価されていると伝えられています。

「Thank My Farmer」アプリは、2020年にヨーロッパとアメリカの一部ブランドでリリースされる予定となっており、米国とカナダではコーヒーブランド「フォルガー1850」で、欧州では「ベイヤーズ1769」で展開すると報じられています。

「Farmer Connect」は、2019年9月に「伊藤忠商事」などとのコラボレーションも発表しているため、将来的には日本でも提供されることになると考えられます。

>>「Farmer Connect」の公式サイトはこちら