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3D仮想空間プラットフォーム「ディセントラランド」待望の一般公開


イーサリアム(Ethereum/ETH)を基盤とした3D仮想空間ゲームプラットフォームである「ディセントラランド(Decentraland/MANA)」は、2020年2月20日に同プラットフォームが正式に一般公開されたことを発表しました。

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Decentraland、正式リリース

ディセントラランド(Decentraland/MANA)は、イーサリアムのブロックチェーンを基盤とした3D仮想空間プラットフォームであり、ユーザーはプラットフォーム上に存在する土地や不動産を購入したり、購入した土地に新たなゲームやサービスを構築して提供したりすることができるようになっています。

プラットフォーム上に存在する土地や不動産は「LAND(ランド)」と呼ばれるNFT(非代替トークン)の形式で販売されているため、土地の所有者は所有権を証明することができ、他のプレイヤーと取引することもできます。

今回の発表では、この「Decentraland」が正式に一般公開されたことが発表されており、これによってユーザーは「MetaMask(メタマスク)」などのウォレットだけでディセントラランドの仮想空間にアクセスすることできるようになっています。

土地を所有したり、アバター名を設定したりする場合には仮想通貨で支払いを行う必要がありますが、”ゲストアカウント”でログインすれば無料で仮想空間を探索することが可能です。

「SDK・ビルダー・マーケットプレイス」などの機能も

ディセントラランドが提供するソフトウェア開発キット(SDK)を使用すれば、購入した土地で簡単に3D空間を作成することもできるようにもなっています。

ディセントラランドはユーザーがより簡単にサービスを利用できるようにするために”3Dエディター機能”も提供しているため、利用者は複雑なコーディングを行うことなく”ドラッグ&ドロップ”で気軽に空間を構築することができると説明されています。

この他にも「ランド・アバター・名前」などを他のプレイヤーと交換することができる”マーケットプレイス”なども公開されています。

4日間限定の「お宝探しイベント」開催中

ディセントラランドは一般公開を記念して「4日間限定の”トレジャーハントイベント”」も開催しています。このイベントは、Decentraland上に構築されている大都市「Genesis City(ジェネシスシティ)」を探索することによって総額10万ドル(約1,100万円)相当のお宝を獲得できる企画となっています。

配布されているお宝は「仮想通貨・土地・NFT・スマートフォン」など様々であり、具体的には以下のようなお宝が隠されていると説明されています。
・1,250,000MANAトークン
・596,419ANJトークン
・144,935MATICトークン
・25LAND
・5011CryptoKitties(限定ネコを含む)
・Axie Infinityの30Axies
・HTC Exodus 1(実物のスマートフォン)
・その他数千種類の珍しいアイテム

「Decentraland」は、世界中で人気のブロックチェーンゲーム「マイクリプトヒーローズ」などを含めた様々なゲーム・企業・サービスとパートナー契約を結んでおり、リリース前から高い注目を集めていたプロジェクトであるため、今後の動きにも注目が集まります。

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2020年2月21日|ディセントラランド(MANA)の価格

ディセントラランド(Decentraland/MANA)の価格は今月9日に7.30円付近まで回復したものの、その後は横ばいの状態が続いており、2020年2月21日時点では「1MANA=6.01円」で取引されています。

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2019年11月23日〜2020年2月21日 MANAのチャート(画像:coingecko.com)