世界的に人気のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」の開発元である「Dapper Labs(ダッパーラボ)」は2020年3月5日に、開発者の人々が同社のブロックチェーン「Flow(フロウ)」を用いたアプリケーション開発について学ぶことができるプラットフォーム「Flow Playground(フロウ・プレイグラウンド)」を公開しました。
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Flowでのアプリ開発が学べる「Flow Playground」
Dapper Labs(ダッパーラボ)が公開した「Flow Playground(フロウ・プレイグラウンド)」は、テスト環境でスマートコントラクトやトランザクションを記述・実行することによって、Flowでアプリケーション開発について学習することができるWEBインターフェースとなっています。
Flow Playgroundは、スマートコントラクトやトークン発行などの開発作業を簡単にテストすることができるようになっており、自らの作業内容を保存して他の開発者の人々と共有してコミュニティに参加することもできると説明されています。
さらに同社は「Flowブロックチェーン」の活用範囲を広げるためのパートナープログラムである「Flow Alpha」も発表しています。このパートナープログラムの参加者は、マーケティング・事業開発・資金調達などに関するアドバイスを受けることができるため、Dapper LabsやFlowの開発チームと交流しながら効率的にアプリケーションを開発できるようになっています。
Warner Musicなどの大手が支援する「Flow」
Dapper Labs(ダッパーラボ)が提供する「Flowブロックチェーン」は、スケーラビリティ(拡張性)などの問題を解決することを目的として開発されたイーサリアム(ETH)に似たパブリックブロックチェーンとなっており、ビットコインやイーサリアムよりもスピードが早く、開発者にも優しい、様々なことに活用できるブロックチェーンとなっています。
Flow開発のために行われた資金調達には、
・Animoca Brands(アニモカ・ブランド)
・Warner Music(ワーナー・ミュージック)
・Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ ホロウィッツ)
・Degital Currency Group(デジタル・カレンシー・グループ)
・Union Square Ventures(ユニオン・スクエア・ベンチャーズ)
・Ubisoft(ユービーアイソフト)
などといった複数の大手企業が参加しており、合計1,120万ドル(約12億円)の資金が調達されたことが報告されています。
このブロックチェーンは実際に複数のプロジェクトで活用される予定となっており、Warner Musicはアーティストとファンの交流を深めるための”新たなデジタル資産”の開発を、世界最大の総合格闘技団体「UFC」はブロックチェーンデジタルグッズの発行を予定しています。
「Flow Playground」が公開されたことによって、開発者の人々はより手軽にFlowブロックチェーンをテストすることができるようになるため、今後はFlowを活用したプロジェクトが増加することになると期待されます。