米国の仮想通貨取引所「Gemini(ジェミナイ)」は、2020年4月24日から分散型ブラウザ「Brave(ブレイブ)」の独自仮想通貨である「ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)」の取り扱いを開始すると発表しました。
Gemini:4月末から「仮想通貨BAT」をサポート
Gemini(ジェミナイ)は2020年4月6日の発表で、次世代型ブラウザとして急速に人気を高めているブラウザ「Brave(ブレイブ)」の独自仮想通貨である「ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)」を2020年4月24日からサポートすることを発表しました。
BATは「Gemini」でサポートされる6番目の仮想通貨であり、今回サポートによって同取引所で取引できる仮想通貨は以下の6銘柄となります。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム (Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)
BATと取引可能な通貨は「USD・BTC・ETH」となっており、注文板と大口取引向けの自動システムの両方でサポートされると説明されています。
急速に人気を高める「Braveブラウザ」
ベーシックアテンショントークン(BAT)は、Braveブラウザのユーザーがコンテンツ作成者に寄付する際などに使用することができ、WEBサイト上での広告表示を許可して広告を見た場合などにもBATを受け取ることができるようになっています。
仮想通貨やブロックチェーン技術をいち早く取り入れているだけでなく、ユーザーのプライバシー保護も重視している「Brave」は、2020年3月だけで新規ユーザー100万人を獲得するなど急速にユーザー数を増やしてきているため、Braveの独自仮想通貨であるBATも広く普及していくことになると期待されます。
Braveは先月末に大手仮想通貨取引所「BINANCE(バイナンス)」と提携して、ブラウザ上で仮想通貨を簡単に購入できるウィジットを追加することも発表しているため、Braveの今後にも注目です。
なお暗号資産BATは日本の暗号資産取引所「GMOコイン」でも取引することができます。
2020年4月7日|Basic Attention Token(BAT)の価格
Basic Attention Token(BAT)の価格は先月13日に10円付近まで下落したものの、その後はやや回復しており、2020年4月7日時点では「1BAT=17.85円」で取引されています。