米国のP2P仮想通貨取引所「Paxful(パックスフル)」は2020年5月4日に、アフリカで新型コロナウイルス(COVID-19)の被害を受けている人々を支援するための”ビットコイン寄付キャンペーン”を開始したことを発表しました。
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BTC募金で新型コロナ感染者を支援
Paxful(パックスフル)は、ビットコインが世界中の人々を助けるために役立つことを示すために2017年時点で「#BuiltWithBitcoin」と呼ばれる慈善プロジェクトを立ち上げており、これまでにも様々な慈善活動を行っていました。
今回の発表ではこの取り組みをさらに拡大し、アフリカ地域で新型コロナウイルスに苦しむ人々を支援するための「ビットコイン寄付キャンペーン」を開始したことが発表されています。
同社はこの寄付キャンペーンを通じて15,000ドル(約160万円)相当の寄付金を集めることを目標としており、それらの寄付金を使用して個人用防護具(PPE)や食料パックなどを購入し、リスクの高い個人に食料品や手洗い場所などを提供すると説明しています。
Paxfulは『新型コロナウイルスの感染者数はアフリカで指数関数的に増加している』と報告しており、支援物資の必要性を強調しています。
新型コロナウイルスのようなパンデミックが発生した場合には金融機関や企業などの業務にも影響が出るため、国際送金にも通常よりも長い時間がかかってしまう可能性がありますが、ビットコインなどの仮想通貨を使用すれば世界中の人々に直接お金を送金できることができます。
安い手数料で素早く資金を送金することができる仮想通貨は、既にその他の団体でも新型コロナウイルスのための寄付金集めに活用されており、今年3月にはイタリアの赤十字社がビットコインで新型コロナウイルスの寄付金を募集していることも明らかにされています。