半減期を目前に控えているビットコイン(Bitcoin/BTC)の「平均トランザクション手数料」が先月末頃から3倍以上にまで上昇し、5月8日時点で3.19ドル(約342円)に達していたことが明らかになりました。
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BTCトランザクション手数料「2019年7月以来の水準」に
仮想通貨に関連する様々なデータを配信している「BitInfoCharts(ビットインフォチャート)」のデータによると、2020年4月28日時点で0.66ドル(約70円)程度だったビットコインの平均トランザクション手数料は過去数日間で大幅に上昇しており、2020年5月8日にはその3倍以上である3.19ドル(約342円)にまで増加したと報告されています。
なお、ビットコインの平均トランザクション手数料は昨年から0.3〜1.6ドル前後(約30円〜171円)での推移を続けており、3ドル以上にまで上昇したのは2019年7月が最後となっています。
ビットコインの「トランザクション手数料」とは
ビットコインの「トランザクション手数料」とは、BTCを送金する際にマイナーへと支払う手数料のことを指します。仮想通貨取引では基本的にトランザクション手数料が高く設定されている取引ほど早く処理されるため、“平均トランザクション手数料が増加している”ということは「取引が活発化している・より早く送金したい人が増えている」ということを意味しています。
過去の事例から見ると「ビットコイン価格が上昇しているタイミングで平均トランザクション手数料が上昇しているケース」も多く、ビットコイン価格が過去最高値(約220万円)に達した2017年12月には平均トランザクション手数料が55ドル(約5,900円)まで上昇しているため、今回の動きにも注目が集まっています。
「平均トランザクション手数料が上昇している」ということは、”ビットコインを送金する際の手数料が高くなっている・少ない手数料を設定した場合には送金に時間がかかる”ということでもあるため、ビットコインを早く送金したい人々にとってはあまり良いニュースではありませんが、BTCを長期保有している人にとっては「ビットコイン市場が活発化していることを示す嬉しい指標」であると言えるでしょう。
2020年5月11日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(BTC)の価格は今月8日に106万円付近まで回復したものの、その後は再び急落しており、2020年5月11日時点では「1BTC=925,736円」まで下落しています。
半減期が間近に迫っているため、仮想通貨業界では”価格上昇”を期待する意見が多く出ていますが、専門家からは「半減期直後の短期的な下落」を警告する意見も出ているため、今後の動きには注意が必要です。
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