ビットコイン(Bitcoin/BTC)が今月2日に110万円付近の抵抗線を突破できなかったことを受けて、暗号資産業界のトレーダーやアナリストからは”さらなる下落”を予想する意見が多数でています。著名アナリストである「dave the wave氏」と「Pentarhudi氏」は『BTC価格は6,000ドル(約56万円)付近まで下落する可能性がある』と語っています。
2020年9月「6,500ドル」まで下落の可能性
暗号資産アナリストである「dave the wave(@davthewave)」は、2020年6月3日に投稿したツイートでビットコイン(BTC)の価格が過去最高値に到達した2017年後半から今までのチャート画像を投稿し、ビットコインが2021年4月頃まで停滞する可能性があることを示唆しました。
dave the wave氏は今週はじめにビットコインが10,300ドル(約112万円)付近のラインを突破することができなかったことなどを理由に、BTC価格が2020年9月頃に6,500ドル(約71万円)付近まで下落する可能性があると予想しており、2021年4月15日頃までには現在のトレンドから抜け出すと予想しています。
dave the wave氏はビットコインが13,000ドル(約142万円)付近で取引されていた2019年6月時点で「大幅な下落に注意するように」と警告していたトレーダーの1人であるため、暗号資産業界で注目されるアナリストの1人となっています。
同氏は昨年『ビットコイン価格は2019年末までに6,000ドル(約65万円)前半まで下落する』と予想していましたが、その後ビットコインは12月に6,400ドル(約70万円)付近まで下落しました。
「BTC下落予想」は別のアナリストからも
『ビットコイン価格は6,000ドル台まで下落する可能性がある』という予想は別のアナリストからも出ており、ビットコインのテクニカル分析で2015年から評価されているトレーダー兼アナリストであるPentarhudi氏も『BTC価格は6,000ドル(約56万円)まで下落する可能性がある』と指摘しています。
Pentarhudi氏もdave the wave氏と同様に、ビットコインが約112万円付近の抵抗線突破に失敗したタイミングでこの予想を語っており、「ビットコインの短期的な価格変動幅が大きくなっていること」や「ビットコインの日足チャートで”三尊天井(トリプルトップ)”が形成されていること」などを理由に『BTC価格は6,000ドルまで下落する可能性がある』と予想しています。
同氏は6,000ドルまで急落する際に注目すべきポイントとして「8,000ドル(約87万円)」のラインを挙げており、『8,000ドルを下回る動きがトリガーになる』とも語っています。
2020年6月5日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(BTC)の価格は今月2日に110万円付近まで回復したものの、その後すぐに急落し、2020年6月5日時点では「1BTC=1,070,224円」で取引されています。