ビットコイン、歴史上4回目の「強気サイン」テクニカル指標3つが合流
投資のプロフェッショナルを認定する国際資格「CFA協会認定証券アナリスト(Chartered Financial Analyst/CFA)」の資格を有しているTimothy Peterson(ティモシー・ピーターソン)氏は2020年5月22日のツイートで、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)で歴史上3回しか確認されていない強気サインが点灯したことを報告しました。
価格上昇の合図か「3つのテクニカル指標」が合流
Timothy Peterson(ティモシー・ピーターソン)氏は「Cane Island Alternative Advisors」のアナリストであり、投資のプロフェッショナルを認定する国際資格「CFA協会認定証券アナリスト」の資格を有していることでも知られています。
仮想通貨市場についても頻繁にコメントしている同氏は2020年5月22日のツイートで、ビットコイン(BTC)の価格チャート上で「メトカーフの法則・最低価格フォーワード(Lowest Price Forward)・200日間移動平均線」という3つのテクニカル指標が2020年4月29日に合流したことを報告しました。
「メトカーフの法則」とは"ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザ数の二乗(n2)に比例する"という法則のことであり、「最低価格フォーワード」は"下降リスクを測る際の短期で予想できる損失額の推定値"、「200日移動平均線」は"中期的な相場予測をする際に頻繁に利用される移動平均線"のことを指します。
ピーターソン氏によると、これら3つの指標が合流したのは今回が4回目のことであり『その他3回の合流時には大幅に価格が上昇した』と報告されています。
今回挙げられている3つの指標が最後に合流したのは、ビットコインが50万円台で推移していた2019年4月であり、その後急速に回復したビットコイン価格は2019年6月末に「1BTC=150万円」まで上昇しました。
Timothy Peterson氏の「BTC価格予想」
ビットコイン価格予想を以前から行っているピーターソン氏は、昨年8月に"モンテカルロ・シミュレーション(*1)"と呼ばれる方法を用いてビットコインの今後を予測した上で『ビットコインが6,000ドル(約64万円)を下回ることは二度と無い』と語っており、『もしもBTCが64万円以下に下落した場合にはたくさん買うべきだ』と語っていました。
(*1)モンテカルロ・シミュレーション:乱数をたくさん発生させて、確率実験を行なう手法のこと
ビットコイン価格は2020年3月に50万円付近まで急落したものの、その後はすぐに回復し、同氏が語っていた64万円付近のサポートラインは維持されています。
ピーターソン氏は「ビットコイン価格は長期的に上昇する」と予想してはいるものの、仮想通貨業界で語られている『今後1〜2年でBTC価格が数千万円に達する』という予想に対しては"クレイジーだ"と指摘しており、2021年のビットコイン価格に関しては「最高405万円・最悪117万円」と予想しています。
Timothy Peterson氏が以前公開したビットコイン価格予想のデータは、以下の記事で詳しく説明しています。