イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格は2021年1月2日21時頃から上昇を続け、2021年1月4日午前8時頃には「1ETH=10万円」を突破しました。ビットコイン(Bitcoin/BTC)が先日3日に360万円付近まで上昇して以降、やや下落傾向にある一方で、ETHなどの価格が上昇しているため、仮想通貨業界では『アルトコインシーズンが始まった可能性がある』といった見方も強まっています。
上昇続くETH価格「10万円台」に到達
イーサリアム(ETH)の価格は2020年3月に1万円付近まで下落して以降、回復を続けていましたが、2021年1月4日午前8時頃には「1ETH=10万円」のラインに到達しました。ETH価格が2018年2月以降で10万円台まで回復したのは今回が初となります。
スマートコントラクトの機能を備えた最も代表的な仮想通貨であるイーサリアムは、分散型アプリケーション(DApps)の基盤として世界中で広く活用されており、時価総額ランキングでは2位の座をキープし続けています。
イーサリアムと同じような機能を備えた仮想通貨や、イーサリアムの問題点を解決するために改良を加えた仮想通貨は複数存在しているものの、そのような仮想通貨の多くでは競争が続いており、イーサリアムほど多くの人々には認知されていないため、2021年もイーサリアムは広い範囲で活用・取引されていくことになると予想されます。
ETHの過去最高値は2018年1月に記録した約16万円となっているため、今後はこの価格帯を突破できるかにも注目です。
主要アルトコイン「24時間で10〜25%」価格高騰
ビットコイン(BTC)の価格は先日3日に360万円付近まで上昇した後にやや下落しており、記事執筆時点では「1BTC=約340万円」で取引されているため、仮想通貨業界では短期的な下落・修正に対する警戒感が強まってきていますが、その一方では複数のアルトコイン価格が上昇しているため『アルトコインシーズンが始まった可能性がある』と予想する意見もみられ始めています。
ビットコイン(BTC)の過去24時間の価格上昇率は「1.9%」となっているものの、
イーサリアム(ETH)は「25.1%」
カルダノエイダ(ADA)は「22.4%」
ビットコインキャッシュ(BCH)は「16.5%」
ライトコイン(LTC)は「16.1%」
チェーンリンク(LINK)は「15.7%」
といったように、時価総額ランキング上位に位置するアルトコイン価格は上昇の勢いをさらに強めているため、今後はこれらのアルトコインの動きにも注目です。
なお、米国証券取引委員会(SEC)との訴訟問題に直面しているXRPの価格は依然として停滞が続いており、過去24時間の価格上昇率も「5.1%」にとどまっています。