クロアチアのガソリンスタンドである「Tifon」が、同国の仮想通貨仲介・決済会社「Electrocoin(エレクトロコイン)」の暗号資産決済プラットフォームである「PayCek」を通じて仮想通貨決済を導入したことが明らかになりました。このガソリンスタンドは「BTC・ETH・XRP・XLM・EOS」などの仮想通貨を支払い手段として受け入れています。
「BTC・ETH・XRP・XLM・EOS」の5銘柄に対応
クロアチアの仮想通貨仲介・決済会社である「Electrocoin(エレクトロコイン)」は2021年2月2日に、クロアチア全土でガソリンスタンドを展開している「Tifon」がガソリン給油やその他製品・サービスの支払い手段として仮想通貨決済を受け入れ始めたことを発表しました。
「Tifon」はエレクトロコインの仮想通貨決済プラットフォームである「PayCek」を通じて仮想通貨による支払いを受け入れており、合計46のガソリンスタンドで以下のような合計5種類の暗号資産を受け入れていると伝えられています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ステラ(Stellar/XLM)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・イオス(Eos/EOS)
「PayCek」はガソリンスタンド利用者が支払った仮想通貨をクロアチアの法定通貨である「クロアチア・ クーナ(HRK)」に変換した上で店舗側で代金を受け渡す手法を採用しているため、店舗側は仮想通貨の価格変動を気にすることなく仮想通貨決済を受け入れることができるようになっています。
TifonのCFOであるAna Lokas氏は『クロアチアの仮想通貨決済はまだ発展途中であるが、仮想通貨決済オプションをTifonが展開する全てのガソリンスタンドに導入することによって、更なる成長と発展が期待される』と語っています。
Tifonのガソリンスタンドで利用可能な仮想通貨は発表時点で5銘柄とされていますが、今後は利用可能な仮想通貨もさらに増やしていく予定だと報告されています。
Electrocoin(エレクトロコイン)は以前からクロアチアで仮想通貨の採用を促進しており、2019年12月にはクロアチアの郵便サービスである「Croatian Post(クロアチアンポスト)」の”仮想通貨交換サービス”もサポートしています。
(参照:poslovni.hr)