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カナダ規制当局「北米初のビットコインETF」を承認


北米で初めてとなる「ビットコインETF(上場投資信託)」がカナダの規制当局で承認されたことが明らかになりました。このETFは「トロント証券取引所」で取引される予定となっており、カナダに拠点を置く資産運用会社「Purpose Investments」が監督すると伝えられています。

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トロント証券取引所に「北米初のビットコインETF」

北米で初めてとなる「ビットコインETF(上場投資信託)」がカナダの規制当局である「オンタリオ州証券取引委員会(OSC)」で承認されたことが2021年2月11日に公開された文書で明らかになりました。

承認された地域は「ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州、ケベック州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、プリンスエドワード島、ニューファンドランド&ラブラドール州、ノースウェスト準州、ユーコン州、ヌナブト州」とされています。


公開された文書によると、このビットコインETFはカナダに拠点を置く資産運用会社「Purpose Investments」の監督のもと、カナダ最大の証券取引所である「トロント証券取引所」で取引される予定となっており、投資家の人々はカナダドル(CAD)または米ドル(USD)で取引することができると伝えられています。

「ビットコインETF」や「仮想通貨ETF」の申請は以前から米国で複数の企業によって行われていましたが、米国証券取引委員会(SEC)はそれらの申請を却下していました。今回の承認はカナダでの事例となっていますが、米国は今年バイデン政権へと移行しており、米SECの新委員長には暗号資産に詳しいGary Gensler(ゲイリー・ゲンスラー)氏が任命されているため、2021年には米国でも仮想通貨ETFが承認される可能性があると期待されています。

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