タイ最大の映画館運営会社である「Major Cineplex Group(メジャー・シネプレックス・グループ)」が、暗号資産テストプロジェクトの一環としてビットコイン決済を受け入れ始めたことが地元メディア「Siam Rath」の報道で明らかになりました。同社は2021年末までに、バンコク全土にある39の映画館でビットコイン決済をサポートする予定だと伝えられています。
2021年末までに「39の映画館」でBTC決済に対応
タイの映画館運営最大手である「Major Cineplex Group(メジャー・シネプレックス・グループ)」は、暗号資産を試験的に導入するプロジェクトの一環として、一部の顧客のビットコイン決済を受け入れていると伝えられています。
同社は仮想通貨決済を導入するために、地元の大手暗号資産取引所である「Zipmex」と、デジタル資産交換管理システムプロバイダーである「RapidZ」と提携しているとされています。
報道によると、同社はタイの首都バンコクのラチャヨーティンにある映画館で2021年3月4日からビットコイン決済を受け入れており、2021年末までにはバンコク全土にある合計39の映画館でもビットコイン決済がサポートされる予定だと報告されています。
ビットコイン決済に対応している「Major Cineplex」の映画館では、「RapidZ」のスマートフォン向けアプリを利用することによってビットコインで支払いを行うことができるとのことで、アプリでQRコードをスキャンすることによってビットコインで映画チケットを購入できると説明されています。
仮想通貨決済は世界中の様々な業界でサポートされ始めており、今月2日にはアメリカ・カナダの両方に複数の店舗を構える自動車ディーラー「HGreg(H Gregoire)」が仮想通貨決済への対応を発表しているほか、米国のeコマースプロバイダーである「OLB Group(OLBグループ)」も仮想通貨決済に対応したことを発表しています。