OLB Group:決済基盤で「仮想通貨決済」に対応|8,500店以上でBTCなどが利用可能に
米国のeコマースプロバイダーである「OLB Group(OLBグループ)」が、全てのマーチャントプラットフォームで仮想通貨決済をサポートしたことが明らかになりました。これにより、8,500以上の店舗で「ビットコイン・イーサリアム・USDC・DAI」などの仮想通貨を使用することができるようになったと報告されています。
決済基盤アップグレードで「仮想通貨決済」に対応
OLB Group(OLBグループ)はアメリカ・ニューヨークに拠点を構えるeコマースプロバイダーであり、ビジネス管理プラットフォーム・電子決済処理・資金調達プラットフォームなどと複数のサービスを展開しています。
同社は「SecurePay」と呼ばれる決済プラットフォームを用いて支払いを処理していましたが、今回の発表ではこの決済プラットフォームがアップグレードされたことによって、OLBに加盟する8,500以上の加盟店で以下のような暗号資産を使用できるようになったことが報告されています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・USDコイン(USDCoin/USDC)
・ダイ(Dai/DAI)
仮想通貨決済はアップグレードによってサポートされているため、同社の「SecurePayゲートウェイサービス」や「OmniSoftビジネス管理プラットフォーム」を利用している加盟店は、現在使用している機器を変更することなく仮想通貨決済に対応することができると説明されています。
また、同社のシステムはウォレットに依存していないため「MetaMask、Coinbase Wallet、Crypto.com、Trust Wallet」などといった様々な仮想通貨ウォレットで支払いを行うことができるとも説明されています。
報道によると、仮想通貨決済への対応は「新型コロナウイルスの影響で非接触決済を希望する声が増加したこと」などを受けて行われたものであるとのことで、OLB GroupのCEOであるRonny Yakov(ロニー・ヤコブ)氏は『全ての最新技術とツールを加盟店に提供することが私たちの最優先事項だ。世界中で普及するデジタル通貨への対応は不可欠である』と語っています。
仮想通貨決済は世界中の様々な地域・分野で徐々に受け入れられ始めてきており、最近ではスイス・ツーク州が税金の支払い手段として仮想通貨を受け入れ始めた他、ドバイで自由貿易エリアに指定されている「KIKLABB」が仮想通貨決済に対応したことなども報告されています。