暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2021年4月12日に、トークン化された株式に最小ロット1/100単位で少額から投資することができる新サービス「Binance Stock Tokens」を開始したことを発表しました。最初は「テスラ(Tesla/TSLA)」の株式トークンから提供が開始されています。
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「Binance Stock Tokens」とは
BINANCE(バイナンス)が提供する「Binance Stock Tokens」は、トークン化された株式を取引手数料なしで少額から取引することができるサービスとなっています。
「Binance Stock Tokens」で発行される株式トークンは”実際の株式”と交換することはできないものの、各株式トークンの価格は「1トークン=1株の価格」に連動する仕組みとなっており、最小ロット1/100単位で購入することができるため、大手企業の株式に少額から投資して、価格変動による利益を狙うことができるようになっています。
発行される株式トークンはドイツの規制に準拠した資産管理会社「CM-EquityAG」が保有する株式によって完全に裏付けられているとのことで、CM-EquityAGは取得した株式を第三者の証券会社に委託して保管していると説明されています。
このサービスは「レベル2の本人確認手続き」を完了したユーザーが利用できるようになっており、株式トークンはBINANCEが提供する米ドルの価格に連動したステーブルコイン「バイナンスUSD(Binance USD/BUSD)」で取引することができるとされています。
ただし『中国本土・トルコ・米国、およびその他の制限された管轄区域のユーザーは、株式トークンを取引することを禁じられている』とも説明されており、株式トークンの取引時間は『株式市場と同じ時間帯のみ』とされています。
「テスラ(Tesla/TSLA)」の取引から提供開始
Binance Stock Tokensでは最初に「テスラ(Tesla/TSLA)」の株式トークンが提供開始されているため、現在は「TSLA/BUSD」の取引ペアが提供されています。
現在取引可能な株式トークンは「TSLA」のみとなっているものの、需要が高ければ提供する株式トークンの種類も拡大していく予定だと報告されているため、今後の新たなトークン追加にも注目です。
BINANCEのCEOであるChangpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏は『株式トークンが伝統市場と仮想通貨市場を繋ぐ架け橋となり、より包括的な金融の未来をもたらす』と語っています。
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