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プロが選んだアート作品を小口購入「crowd ART」公開|NFT発行なども予定


ブロックチェーン技術を用いた美術品登録サービスなどを展開している「株式会社レジストアート」は2021年5月31日に、高額で資産性の高いアート作品などのコレクションに小口から参加できる会員権プラットフォーム「crowd ART」のサービスを開始したことを発表しました。

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アート作品の選定・管理をプロがサポート

株式会社レジストアートは2021年5月31日に、高額で資産性の高いアート作品などのコレクションに小口から参加できる会員権プラットフォーム『crowd ART』のサービスを開始したことを発表しました。

『crowd ART』は、信頼の高いアドバイザー・キュレーターによって選定された「資産性が高いと認められるアート作品」や「活躍が期待される若手のアート作品」の所有権の一部を小口購入できるサービスとなっており、登録無料で1口1万円からアート作品のコレクションを行うことができるようになっています。

資産としても注目されている一部のアート作品は数千万円以上といった高値で取引されているため、一般個人が購入するにはハードルが高く『価格根拠がわかりづらい、どの作品を購入すべきかわからない、維持管理費用がかさむ』といった悩みも出ていましたが、『crowd ART』は国内を代表するトップアートコレクター・アートアドバイザーのノウハウを活用しているため、選定や管理をプロに任せながらアート作品を購入できるようになっています。

「作品に紐付いたNFTの発行」なども予定

2017年に創業した「レジストアート」は”ブロックチェーン技術を活用した所有権プラットフォーム”の開発に日本でいち早く着手しており、2018年8月から運営を開始していましたが、今回発表された『crowd ART』ではそのような経験を活かしながら「作品そのものに紐付けたNFT」や「会員権としてのNFT」を発行することも予定していると報告されています。

また、crowd ARTでは「優待イベントなどを通じた貴重な展示空間へのアクセス、刺激的な体験、価値共有できる繋がりの醸成」などといった豊かさも追求したコミュニティも創造していくとされており、今後は同プラットフォームの開発を手がけた「株式会社CAICAテクノロジーズ」と共同で、小口会員権を売買できるセカンダリー取引機能、作品に紐付いたNFTの発行、すでに公開されている作品情報登録プラットフォームregist ARTとの連携などに取り組んでいくと説明されています。

なお「crowd ART」では最初の作品として、1960年代後半から70年代前半にかけてイタリアで展開された芸術運動「アルテ・ポーヴェラ」を代表する「アリギエロ・ボエッティ」の作品が出品されています。

>>「crowd ART」の公式サイトはこちら